2013年2月22日、中國(guó)の人民網(wǎng)は、元?駐北朝鮮英國(guó)大使が書(shū)いた北朝鮮レポートを掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

私は06年2月から08年7月まで、英國(guó)大使として北朝鮮に赴任するという機(jī)會(huì)を得た。多くの人が北朝鮮の國(guó)民を「指導(dǎo)者の命令で動(dòng)くロボット」とみなしているが、それは間違いだ。北朝鮮の人々もわれわれ同様、血も肉もある人間だ。子供の學(xué)校のことや仕事のこと、どうやってお金を稼ごうかなど、気になることはわれわれと変わらない。さらに北朝鮮の人々にはユーモアのセンスがあり、彼らと一緒にいると飽きない。

私の知っている北朝鮮の人々は、みな平壌出身のいわゆる外交エリートたちだ。しかし政府高官たちとは違い、食べる物も著ている物も良いものではない。住んでいる所は狹いアパートだ。話題は仲間內(nèi)的なことに限られているが、世間話をしては彼らが知り得た海外の斷片的な情報(bào)を交換している。

彼らの生活はとても単調(diào)。毎日狹い部屋で朝食を取ると、長(zhǎng)時(shí)間かけて（交通機(jī)関がいつも故障しているから）出勤する。仕事はとても暇そうで、ほとんどの時(shí)間を同僚とのおしゃべりに費(fèi)やしている。彼らにとって、同僚と良好な関係を保つのはとても重要なことだ。何か問(wèn)題が起こった時(shí)に助けてくれるのは同僚だからだ。

仕事の他に、彼らは政治會(huì)議というものに參加しなければならない。その會(huì)議の內(nèi)容について一度聞いてみたことがあるが、「覚えていない」との答え。きっと外國(guó)人には話せないのだろうと1人で納得していたが、ある時(shí)偶然に彼らの政治集會(huì)を目撃したことで理解した。彼らはウソを言っていない。壇上でしゃべっている人間だけが一生懸命で、聞いている人々はみんなボーっとしている。話の內(nèi)容など誰(shuí)も覚えてはいないだろう。

そんな彼らの楽しみは、家族との會(huì)話と夜見(jiàn)るテレビだ。人気があるのは映畫で、同じ映畫がどんなに繰り返し放送されても必ず見(jiàn)る。日曜日の夜に放送される國(guó)際ニュースも欠かさず見(jiàn)るという。

彼らの家族は平壌にいるが、親戚の多くは田舎にいる。そのため、常に親戚から薬品や金銭などを無(wú)心されるという。私も彼らによく「薬を買ってきてくれ」と頼まれるが、海外のテレビドラマのDVDを頼む人のほうが多い。たらふく食べ、自家用車を持ち、暖房の効いた部屋に住む―彼らが夢(mèng)に見(jiàn)ている世界が海外のテレビドラマにある。彼らはこうしたドラマに飢えているのだ。私は以前、彼らに米ドラマ「デスパレートな妻たち」のDVD全集を貸したことがある。翌朝、彼らの顔には大きなクマが。彼らは一晩中DVDを見(jiàn)ていたようだ。（翻訳?編集/本郷）