2019年3月23日、中國(guó)証券報(bào)は、昨年中國(guó)市場(chǎng)からの撤退を発表した日本の自動(dòng)車(chē)メーカー?スズキについて「スズキの敗走は誰(shuí)の失敗なのか」とする記事を掲載した。

記事は、中國(guó)に進(jìn)出してから24年という歴史を持つ日本の有名自動(dòng)車(chē)ブランドのスズキが昨年下半期に中國(guó)市場(chǎng)からの撤退を発表したと紹介。同社は1995年、ほかのメーカーに先駆けて合弁企業(yè)を通じて中國(guó)での現(xiàn)地生産を開(kāi)始、アルト、ジムニーなどのブランドで中國(guó)市場(chǎng)を一世風(fēng)靡し、2011年には年間販売臺(tái)數(shù)30萬(wàn)臺(tái)超を記録したことを伝えた。一方で、好況は長(zhǎng)く続かず販売減が続き、18年1～7月の累計(jì)が3萬(wàn)臺(tái)に屆かない狀況にまで落ち込んだとしている。

そのうえで、スズキの中國(guó)市場(chǎng)撤退の背景には「新興國(guó)戦略の落とし穴」があるとの見(jiàn)方を紹介。スズキの市場(chǎng)開(kāi)拓は「先手必勝」の戦略で、他社が進(jìn)出する前に途上國(guó)でブランドを浸透させ、その國(guó)の経済成長(zhǎng)とともに利益増を目指すというものだが、軽量で小回りの利く自動(dòng)車(chē)を得意とするスズキのスタイルは中國(guó)の消費(fèi)者とはマッチせず、中國(guó)市場(chǎng)では長(zhǎng)期的な利益が得られなかったと説明した。

その一方で、中國(guó)では敗走したスズキはインド市場(chǎng)では50％という高いシェアを維持しており、世界市場(chǎng)においては決して敗者の様相を呈しているわけではないと指摘?！弗攻亥沃袊?guó)撤退は、中國(guó)の消費(fèi)者がスズキを捨て、スズキも中國(guó)の消費(fèi)者を捨てたと言える」と評(píng)している。

記事によると、スズキの中國(guó)市場(chǎng)撤退はスズキ自身だけでなく中國(guó)の消費(fèi)者の損失にもなるという。記事は「混雑した都市、高騰する燃料価格、不足する資源という狀況で、スズキのような小型車(chē)を得意とするメーカーの撤退は、中國(guó)の消費(fèi)者が將來(lái)最も必要になるであろう製品の提供者を淘汰したことを意味する」とした。

そして「中國(guó)の消費(fèi)市場(chǎng)はすでに十分大きいが、深さや細(xì)分化、多元化が明らかに不足している。中國(guó)消費(fèi)市場(chǎng)の良好な発展に向けて速やかに考えなければいけない點(diǎn)だ」と論じている。（翻訳?編集/川尻）