2013年2月25日、米國(guó)コロンビア大學(xué)の魏尚國(guó)（ウェイ?シャングゥオ）教授によると、中國(guó)の獨(dú)身男性は獨(dú)り身の寂しさを抱えつつ、國(guó)內(nèi)総生産（GDP）の成長(zhǎng)率に対して2％の貢獻(xiàn)度を誇るという。北京晨報(bào)が米國(guó)誌?フォーチュンの報(bào)道として伝えた。

【その他の寫真】

魏教授の説明によると、こうした見方を打ち出したのは、中國(guó)には深刻な男女比のアンバランスという問題があるからだ。獨(dú)身男性が結(jié)婚したいと思ったら、妻となる人の母親に気に入られなければならない。そこで車と家が結(jié)婚に先立つ必需品となり、男性には一層がんばって働き、金を稼いで家族を養(yǎng)うことが求められるようになる。

魏教授の試算によると、過去10年間に中國(guó)経済は毎年平均10％の成長(zhǎng)を遂げ、獨(dú)身男性の貢獻(xiàn)度は2％、金額にして8兆元（約119兆円）に上った。

この一見荒唐無稽な説の背後には揺るぎない事実があるといえる。「獨(dú)身経済」とは、言い方を変えれば「結(jié)婚のための住宅の経済」であり「妻の母に気に入られるための経済」とすることができる。

かつて一人前の男性には「家を整え、國(guó)を治め、世の中を平和にする」ために働くことが求められていた。今ではほとんどの人が「家が整い、國(guó)が治まり、世の中が平和」であれば十分と考えている。だが問題は、中國(guó)の男女比は115対100に達(dá)しており、配偶者探しは男性にとって至難の業(yè)だというところにある。中國(guó)社會(huì)の伝統(tǒng)的な考え方では、男性は立派な仕事をするべきであり、特に年配の人々にとっては、家を買ったり車を買ったりするのは「男の甲斐性」であって、「家を買ってから結(jié)婚する」のは當(dāng)たり前のこととされている。

不動(dòng)産価格が高いことについて、一部の學(xué)者は原因を地価の高さ、不動(dòng)産市場(chǎng)のバブル、投機(jī)的な住宅購(gòu)入の氾濫などに求めるが、実はこれらは問題ではない。男性が多く、女性が少ないので、獨(dú)身男性は家を買わなければ結(jié)婚できず、こうした「確実な需要」が不動(dòng)産市場(chǎng)の動(dòng)きに大きな影響を與えている。

獨(dú)身男性の出費(fèi)の中で、不動(dòng)産価格は確かに大きな部分を占めるが、日常の細(xì)々した費(fèi)用も軽視できない。戀愛にもコストがかかり、支払えない人は大勢(shì)いる。最近、ある結(jié)婚情報(bào)サイトの共同計(jì)畫出産委員會(huì)が発表した「2012?2013年中國(guó)男女結(jié)婚戀愛観調(diào)査研究報(bào)告」によると、女性回答者の4割以上が理想のボーイフレンドは月収5000元（約7萬4000円）以上の人と答え、4000元（約6萬円）以上とした人は18％、3000元（約4萬4000円）以上とした人は10％に上り、1萬元（約15萬円）以上とした人も10％を超えた。月収が2000元（約3萬円）に満たなければ対象外になるという。

理想の収入と実際の消費(fèi)には差があるが、理想の中には現(xiàn)在の人々の一般的な考え方が反映されていることは確かだ。それは、戀愛とはしっかりした経済的基盤の上に成り立つべきという考え方だ。確かに戀人同士にとって消費(fèi)は重要な部分を占める。町を歩いてショッピングをするのも消費(fèi)、食事をするのも消費(fèi)、映畫を観るのも消費(fèi)で、女性の親族との付き合いには出し惜しみをしてはならない。遠(yuǎn)距離戀愛なら、重要なイベントデーにはお互いのいる場(chǎng)所を行き來するのに相當(dāng)の出費(fèi)を覚悟しなければならない。いよいよ結(jié)婚となれば、雙方の両親がまとまった援助をすることが多く、これでやっとつじつまが合うという狀態(tài)だ……。そのため、結(jié)婚志望の獨(dú)身男性のGDPへの貢獻(xiàn)度は、本當(dāng)のところは2％以上になるとも考えられる。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/內(nèi)山）