2019年3月26日、中國(guó)?武漢大學(xué)で起きた花見(jiàn)客と警備員とのトラブルをめぐり、済南日?qǐng)?bào)は「和服イコール『精神的日本人』と安易に考えてはならないが…」と指摘する記事を掲載した。以下はその概要。

武漢大學(xué)に花見(jiàn)に訪れた男性2人が大學(xué)の警備員ともみ合いになるトラブルが24日に起きた。報(bào)道によると、警備員が「和服姿で立ち入ることはできない」と注意したことが発端だそうだ。ネットに上げられた動(dòng)畫(huà)には和服のような格好の男性ともう1人の男性が複數(shù)の警備員に抑えつけられ、「なぜ?xì)?？」「自分が著ているのは唐裝（中國(guó)の伝統(tǒng)衣裝）だ」と聲を上げる様子が記録されている。

この事件に対してはさまざまな意見(jiàn)が飛び交っており、「男性が和服を著ていたことが原因」と言う人もいれば、「大學(xué)に入るための予約手続きをしていなかったせい」と話す人もいる。動(dòng)畫(huà)の男性は「唐裝」と主張するが、「和服」と考える人は多い?！肝錆h大學(xué)の警備員は本當(dāng)に和服の男性を毆ったのだろうか」という聲もある。どの言い分が正しいかは當(dāng)局の調(diào)査を待たねばならない。

法律的な角度から言うと、和服を著ることは違法行為に當(dāng)たらない。中國(guó)に和服著用を禁じる法律はなく、和服を著るかどうかは個(gè)人の自由だ。そして和服は日本の民族衣裝のシンボルだが、中國(guó)人が和服を著たからといってその人を「精神的日本人」と考えることはできない。戦爭(zhēng)當(dāng)時(shí)の日本軍の格好をすることとは本質(zhì)的な違いがあるためだ。和服を著てげたを履き、刺し身を食べる行為は庶民の日常生活に屬する行為であり、中國(guó)を侵略した日本軍特有の行為ではない。

ただ、「客は主人に従う」ということをある程度は受け入れねばならない。観光客は武漢大學(xué)の花見(jiàn)に関する規(guī)定を守るべきだ。例え一部に不適切なものがあったとしても、法に反していなければ遵守する必要がある。大學(xué)側(cè)が観光客に事前予約と和服を著用しないことを求めている以上、これに従うべきであり、違反者の立ち入りを認(rèn)めなかった警備員の行為は職務(wù)遂行上、正常な行為と言える。もちろん、制止のための手段に行き過(guò)ぎがなかったかは別の問(wèn)題だ。

実際のところ、「和服姿での花見(jiàn)禁止」規(guī)定は全く道理がないとは言えないように思う。武漢大學(xué)の桜には、舊日本軍が植えたのが始まりという特別な歴史があるからだ。もし、中國(guó)人あるいは日本人が和服姿で花見(jiàn)に訪れれば一部の観光客は「挑発行為」と受け止めるだろう。この観點(diǎn)から言うと、この規(guī)定は観光客同士の不要な爭(zhēng)いの回避に役立っていると言える。

武漢大學(xué)の規(guī)定が合理的かどうかは別として、観光客はこれに従うべきだ。同時(shí)に、和服著用に「精神的日本人」のレッテルを安易な気持ちで貼ってはならない。（翻訳?編集/野谷）