「夏目友人帳」で注目を浴びる熊本県人吉市、「IP旅行」に巨大市場―中國メディア

Record China    2019年3月30日(土) 18時(shí)50分

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中國メディアの大衆(zhòng)網(wǎng)は27日、日本の人気アニメ「夏目友人帳」の「聖地巡禮」に注目が集まっていると紹介する記事を掲載した。

中國メディアの大衆(zhòng)網(wǎng)は2019年3月27日付で、日本の人気アニメ夏目友人帳」の劇場版が大ヒットしている影響で、熊本県人吉市の「聖地巡禮」に注目が集まっているという記事を掲載した。

記事によると、前売り券だけで1000萬元(約1億6615萬円)の収入を上げた劇場版「夏目友人帳」は、「グリーンブック」や「キャプテン?マーベル」などの人気作品との競合にもかかわらず、チケットの売り上げは10位以內(nèi)を保つ人気だという。

アニメ放送が開始された2008年以降、作品の舞臺(tái)のモデルになった熊本県人吉市を世界各國の「夏目ファン」が訪れ、人口3萬2579人の地方都市の経済を活性化している。こうした動(dòng)きを受けて、現(xiàn)地のホテルやレストランなどの施設(shè)には、人気キャラクターの三毛貓「ニャンコ先生」のポスターやグッズが置かれ、タクシー會(huì)社や旅行サイトでは、作中に登場する場所をピックアップし、撮影ポイントをめぐる観光コースを紹介しているという。

記事は、「モノ消費(fèi)」から體験を重視する「コト消費(fèi)」へと観光客の関心が変わっている現(xiàn)在では、アニメの「聖地巡禮」のように、知的財(cái)産(Intellectual Property)を活用して、一見普通の駅や校門、橋などに付加価値をつける「IP旅行」が、中國をはじめとする世界各國で注目を集めており、巨大な市場があると紹介。

特にアニメ文化が盛んな日本の場合は、「夏目友人帳」の人吉市の他にも、「君の名は。」の飛騨高山や、「スラムダンク」の鎌倉、「東京ラブストーリー」の愛媛県など、アニメや漫畫を観光に活用した成功例があり、上海交通大學(xué)メディアコミュニケーション學(xué)院の李康化副院長は「『君の名は。』の五平餅のように、わざとらしくウケを狙ったものではなく、その地方の特色を最大限に生かしたアップデートが、『IP旅行』で観光客と現(xiàn)地住民の雙方に利益をもたらす」と指摘した。

記事が引用した中國の國営テレビ?中央電視臺(tái)の経済チャンネル(CCTV2)の統(tǒng)計(jì)によると、アニメの舞臺(tái)のモデルとなり観光地になった場所は日本全國に約5000カ所存在し、観光に訪れるファンがもたらす経済効果は、毎年500億円以上になるという。(翻訳?編集/原邦之

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