韓國(guó)を悩ます大気汚染問(wèn)題の解決に協(xié)力する可能性について、中國(guó)が前向きな態(tài)度を示した。中國(guó)外交部の耿爽報(bào)道官は「両國(guó)の環(huán)境品質(zhì)を改善し、地域?世界の持続可能な発展を促進(jìn)するため、努力?貢獻(xiàn)する」と表明。韓國(guó)は中國(guó)との交渉に備え、潘基文?前國(guó)連事務(wù)総長(zhǎng)を起用した。

ソウルなどで観測(cè)される高濃度の微小粒子狀物質(zhì)（PM2．5）に関して韓國(guó)內(nèi)では「中國(guó)主犯説」が支配的だ。ハンギョレ新聞によると、保健環(huán)境研究院がPM2．5の濃度を時(shí)系列に分析した結(jié)果、北京と瀋陽(yáng)で高濃度のPM2．5が発生した12～30時(shí)間後に、ソウルの濃度が上昇することが分かった。

中國(guó)の舊暦の小正月（元宵節(jié)）の2月19日、北京で爆竹が鳴らされてから、約20時(shí)間後のソウルの硫酸塩濃度は4．6倍、爆竹の燃焼の産物であるストロンチウムは11．1倍に急増。北京でPM2．5の濃度が231マイクログラム/立方メートルを記録した3月2日正午から30時(shí)間後のソウルのPM2．5の濃度は、72～101マイクログラム/立方メートルを観測(cè)した。このため、同研究院は中國(guó)で発生した汚染物質(zhì)がソウル首都圏に影響を及ぼした可能性が高いとみている。

これに対し、中國(guó)側(cè)は國(guó)內(nèi)でPM2．5の數(shù)値が改善されていることなどを理由に韓國(guó)への影響を否定してきた。こうした中、耿爽報(bào)道官は25日、「中國(guó)の大気汚染が韓國(guó)に影響を及ぼしているかについては、中國(guó)の環(huán)境保護(hù)部門と関連する権威ある専門家が専門的かつ詳細(xì)な説明を行っている」としながらも、「われわれは韓國(guó)側(cè)と共に大気関連の交流?協(xié)力の強(qiáng)化に取り組み、煙霧問(wèn)題の解決策を模索する」などと言明。協(xié)力を強(qiáng)化する方針を打ち出した。

聯(lián)合ニュースによると、中國(guó)の李克強(qiáng)首相も27日、訪中した韓國(guó)の李洛淵首相が大気汚染問(wèn)題で協(xié)力を要請(qǐng)したのに対し、「雙方が意思疎通を強(qiáng)化し、経験を共有しよう」と応じたという。

大気汚染対策で韓國(guó)の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)は21日、大統(tǒng)領(lǐng)府に潘前國(guó)連事務(wù)総長(zhǎng)を招き、新たに設(shè)置される官民による機(jī)構(gòu)の委員長(zhǎng)就任を要請(qǐng)。潘氏もこれを受け入れた。文大統(tǒng)領(lǐng)は「大気汚染問(wèn)題を韓國(guó)と中國(guó)が共通の問(wèn)題と認(rèn)識(shí)し、共に解決するための努力が必要だ」として、「そのような仕事に潘氏ほどの適任者はいない」と強(qiáng)調(diào)した。

潘氏は「（大気汚染問(wèn)題は）誰(shuí)もが懸念し心配している。PM2．5は國(guó)內(nèi)外のさまざまな要因が複合的に作用しているため解決は難しく、解決するとしても長(zhǎng)い時(shí)間がかかるだろう」と指摘?！竾?guó)民の生命と健康にとって大きな脅威にもなるので、解決が難しいからといって顔を背けるのは私の信條に反する」などと述べ、全力で取り組む考えを明らかにした。（編集/日向）