2019年10月16日、韓國?SBSは、「中國の李克強首相が中國?西安にあるサムスンの工場を訪問したのに続き、中國の國営メディアがサムスンを好意的に報道した」と伝えた。

SBSによると、李首相は14日に西安にあるサムスンの半導體工場を訪問した。中國共産黨機関紙?人民日報は16日付の紙面でこれを「李首相が外國企業(yè)に対する開放拡大を強調(diào)した」と伝えたという。

また人民日報系の環(huán)球時報の英語版Global Timesは、サムスンについて「中國のスマートフォン工場を閉鎖する際、従業(yè)員に退職金と慰労金の他にスマートフォンや時計を贈り、新しい職場を探すのも手伝った」と紹介し、これを「上品な閉鎖」と稱賛した。さらに「中國企業(yè)もサムスンの競爭力を見習うべきだ」と強調(diào)したという。

中國メディアがサムスンを好意的に報道する理由について、SBSは「半導體の主要技術を持つサムスンにより多くの投資を誘導する狙いがある」「米中の貿(mào)易摩擦の影響によるグローバル企業(yè)の脫中國を食い止めようとする動きだ」との見方を示した。ただ「THAAD（高高度防衛(wèi)ミサイル）配備以降、進展が見られない中韓関係の回復につながるとはまだ言えない」と指摘している。

これに韓國のネットユーザーからは「中國に技術を盜まれるのでは？」「サムスンは中國から撤退するべきだ」「中國にはこれ以上メリットがない」「半導體工場も上品に閉鎖してベトナムに移転しよう」「よりによって半導體の工場が中國にあるなんて…」など中國での半導體事業(yè)に否定的な聲が上がっている。

一方で「中國市場を手放すべきではない。経営陣はいい判斷をした」「韓國企業(yè)が生き殘るためには中國市場を無視できない。中國に進出した企業(yè)を批判するべきではない」などのコメントも寄せられている。（翻訳?編集/長居）