2013年2月28日、「東洋のベネチア」と稱(chēng)された水の都、蘇州。蘇州観光の目玉は、何と言っても市內(nèi)に點(diǎn)在する名庭園の數(shù)々である。大自然の美や四季のうつろいを表現(xiàn)した庭園は、日本のわび?さびを思わせる繊細(xì)な造りで旅人を魅了し、「江南の庭園は天下一、蘇州の庭園は江南一」と評(píng)価されてきた。今回はいくつかの見(jiàn)逃せない蘇州の伝統(tǒng)的な庭園をご紹介する。

【その他の寫(xiě)真】

■拙政園（せっせいえん）

蘇州には200カ所を超える庭園があり、世界遺産に登録されているものが9カ所。また「中國(guó)四大庭園」と呼ばれるもののうち2つは蘇州にあり、それは拙政園と留園である。拙政園は江南地方固有の様式の、規(guī)模の大きな庭園である。東園?中園?西園の3つの部分で構(gòu)成され、見(jiàn)どころは中園に集中している。白黒の落ち著いた色調(diào)の中國(guó)式あずまやや回廊などと、蓮の咲き亂れる池とのバランスが非常に美しい。

また、庭園にはいくつかの見(jiàn)晴らし臺(tái)がある。そこからの眺めは園の設(shè)計(jì)者が最も見(jiàn)せたい景色なので、ぜひじっくり眺めを楽しむことをお?jiǎng)幛幛工?。さらに、橋を渡ったり、曲がり角の多い回廊を巡ったりすることによって視點(diǎn)がさまざまに振れ、見(jiàn)える景色も変化する。こんな風(fēng)に、歩きながら自然の美を五感で楽しむのが、一つの楽しみ方である。

■獅子林（ししりん）

元代の代表的な園林である。水と緑の豊かな拙政園に対し、獅子林は石と水の庭園である。中國(guó)江南地方の庭園では、太湖石（穴やくぼみが多く、築山や庭石に利用される太湖産の石）がよく使われているが、獅子林はその太湖石を積み上げた築山が大半を占めており、迷路のように小徑が巡っている。さまざまな形狀をした築山群は、「築山王國(guó)」と賞賛されている。また、「桃源十八景」という美稱(chēng)も持っている。多くの観光客にとって、ここでかくれんぼをするのは楽しみのひとつ。園內(nèi)のあちこちにある奇石は、角度や光線によって獅子のように見(jiàn)えてくるのが、この庭園の名の由來(lái)と言えよう。

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