ロシアが最新Su-57戦闘機を中國に売卻の意向か=ステルス性に難あるも「動力回り」ではJ-20を圧倒

Record China    2019年4月1日(月) 13時40分

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中國メディアの新浪網(wǎng)は、ロシアが最新鋭Su-57戦闘機の中國への輸出を目指すとして、Su-57と中國最新鋭のJ-20(殲-20)戦闘機を比較する記事を掲載した。寫真は中國がJ-20搭載を念頭に中國が開発を進(jìn)めているWS-15エンジン。

中國メディアの新浪網(wǎng)は3月31日付で、ロシアのSu-57戦闘機に輸出の許可がおり、相手國として特に念頭に置かれているのは中國として、Su-57と中國最新鋭のJ-20(殲-20)戦闘機を比較する記事を掲載した。

ロシアの航空機製造業(yè)界は、2006年のプーチン大統(tǒng)領(lǐng)による業(yè)界再編成により、國策會社である統(tǒng)一航空機製造(UAC)の傘下に、スホーイ、ミグ、イリューシン、ツポレフなど主要航空メーカーを組み込んだ體制になった。新浪網(wǎng)によると、UACはすでに、Su-57の輸出許可を取得した。

Su-57の売り込み先としては、相手國の國情を勘案して対象を絞ることになるが、すでにSu-30を輸出していることが重要な條件という。その場合、売り込み先と考えられるのはSu-30を100機購入した中國と、270機購入のインドということになる。

しかしインドは客観的に見て、??哲姢窝b備を広い範(fàn)囲にわたって更新する必要があり、Su-57が1機當(dāng)たり1億5000萬ドル(約166億円)と高価で、購入後の整備や部品交換の費用も高額であることを考えると、Su-57を購入する可能性は低いという。つまり、ロシアが力を入れるべき売り込み先は中國ということになる。

記事は、Su-57の問題點としてステルス性が低いと指摘。ステルス性能を示す重要な指標(biāo)であるレーダー反射面積(RCS)について、Su-57は0.5平方メートルとされる。RCSとは、実際には複雑な形をしているレーダー探知の対象物を完全導(dǎo)體で作られた球で置き換え、その斷面積でレーダー波の反射を示す數(shù)値で、數(shù)値が小さいほどレーダー波を反射しないことを示す。米國のF-22戦闘機のRCSは0.001-0.01平方メートル程度と推定されている。つまりSu-57はF-22よりも50~500倍も探知されやすいことになる。

J-20についてもRCSは公表されていないが、記事はJ-20の形狀などから、RCSがSu-57より大きいことはあり得ない、つまりJ-20のステルス性はSu-57より優(yōu)れていると斷定した。

記事は一方で、Su-57が備える推力偏向を高く評価。推力偏向とは、ジェットエンジンの噴流の向きをノズルで変化させることで、航空機の機動性が向上する。記事は、Su-57の機動性はJ-20に勝り、特に低速飛行時と超音速飛行時にはとりわけ優(yōu)秀と評した。

また、J-20が搭載するエンジンそのものにも注目?,F(xiàn)在、訓(xùn)練飛行を行うJ-20が搭載しているのはロシア製のAL-31FNエンジンで、中國空軍は中國製のWS-10G(渦扇-10 G)への換裝を急いでいる。換裝すれば超音速での巡行距離は延長できるが、機動性においては依然としてSu-57に対抗することは不能と論じた。なお中國は、J-20での搭載を念頭に、新しいWS-15エンジンの開発を進(jìn)めている。

さらに記事は、Su-57とJ-20の使用目的がそもそも異なり、必然的に設(shè)計思想も異なると指摘。Su-57はF-22など西側(cè)のステルス戦闘機を探知し撃滅するすることを目的にしているのに対し、J-20は米國の、特にF-35の一部タイプに近く、西太平洋地區(qū)の米軍基地や、超長距離タイプの空対空ミサイルを用いて早期警戒管制機や給油機など、「空中戦の要」となる航空機を撃破することを念頭に置いていると解説した。(翻訳?編集/如月隼人

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