新元號「令和」に日本のネットユーザーからツッコミ続々=中國ネット驚き「日本人がこれほど詳しいとは」

Record China    2019年4月2日(火) 14時40分

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中國紙?環(huán)球時報は1日、日本の新元號「令和」が初めて日本の古典から選ばれたとされていることについて、日本のネットユーザーから続々と異論が出ていることを伝えた。寫真は新元號発表時の新橋駅前。

中國紙?環(huán)球時報は1日、日本の新元號「令和」が初めて日本の古典から選ばれたとされていることについて、日本のネットユーザーから続々と異論が出ていることを伝えた。

「令和」は日本最古の和歌集「萬葉集」の「初春の令月にして、気淑(よ)く風(fēng)和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」との一文から取られたもので、初めて日本の古典から選ばれたという。しかし記事は、「多くの日本のネットユーザーがすぐに気付いた。この頭を絞って考え出した新年號が、『孫悟空』と同様に中國文化から飛び出すことはできないということを」という言い回しで、日本のツイッターユーザーから上がった聲を紹介している。

まず、アカウント名「平林緑萌@骨折中」さんは「『萬葉集』の『令月』は中國古典からの引用?!簝x禮』の『士冠禮』などに見える。やはり中國古典からは逃れようがないのだなあ」とツイート。さらに、「そもそも『萬葉集』の當該部分は後漢の張衡『帰田賦』の『於是仲春令月、時和氣清』とクリソツ(そっくり)では?」とも指摘している。この點については、複數(shù)のユーザーから同様の聲があったようだ。

また、「新元號は和語から取ると言っていたがやめたんですね。萬葉集巻五、『梅花の宴』の序文は漢文で、しかも変體漢文ではなく中國語そのものの純漢文。令月も漢語」という指摘や、「漢字自體が中國由來だし、そもそも元號の風(fēng)習(xí)も中國由來なので、実は中國の影響から全然解放されてない」といった聲が上がったと記事は紹介している。

一方、中國のネットユーザーからは「文化についての知識で日本のネットユーザーに負けていることを?qū)g感」「日本人がこれほど中國文化に詳しいとは。中國人でも、これほど自國の歴史文化について知っている人は少ない」といった聲や、「日本人が中國文化を尊重してきたのは事実だからな」「少なくとも日本人は、『漢字は自分たちが発明したものだ』とは言わない」といった聲が寄せられた。

また、「文化は流動するもの。中國文化は日本文化の母であり、日本の『血』の中には中華文明が息づいている。同様に、中國文化も世界の優(yōu)秀な文化を吸い取り、融合してできた。日本人は悲しむ必要はないし、中國人もおごり高ぶる必要はない」というコメントも多くの共感を集めていた。(翻訳?編集/北田

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