2019年4月5日、新元號(hào)「令和」について、中國メディアは日本と周辺諸國の和熟を開始し、地域安定と交流の「和」を促進(jìn)する「日本の平和促進(jìn)に期待」と報(bào)じた。韓國紙は「令和」が選ばれるよう安倍晉三首相が自ら介入したとして、「安倍による安倍のための新元號(hào)」と伝えた。

中國網(wǎng)は「令和」について、笪志剛?黒竜江省社會(huì)科學(xué)院北東アジア研究所長が執(zhí)筆した記事を掲載。この中で笪氏は「戦爭のない平和な國としての新たなイメージをつくることで、日本は獨(dú)自の伝統(tǒng)と文化を継承する自信を付け、民族の誇りと國の自立心を強(qiáng)める機(jī)會(huì)を手にすることができる」と述べた。

さらに「萬葉集を典拠としたことも、獨(dú)自の文化と文明を持つという國全體の意識(shí)を強(qiáng)調(diào)している」と指摘?！溉f葉集の歌には社會(huì)のさまざまな階層のものが含まれるが、これにより上下が心を一つにし、官民が平等であるという意味を込め、日本の『一億総活躍社會(huì)』をつくり、國民が進(jìn)退を共にする雰囲気を醸成できる」と評(píng)した。

その上で「平成の日本はバブル崩壊、震災(zāi)、原発事故、水害などの不幸に見舞われた。日本人は元號(hào)に再び『和』が使用されたことに親しみを感じている。これには暮らしの安定、世界平和への願(yuàn)いが込められている」と説明?！竿ㄉ胎幞衰亥啶葏f(xié)力モデルの『和』の新時(shí)代を築き、世界平和を守り地域の発展を促進(jìn)する積極的な力になることを願(yuàn)う。これこそが日本の新時(shí)代をけん引する『令和』が持つべき意義だ」と論じた。

新元號(hào)が中國の古典から選ばれなかった點(diǎn)に関しては「『脫中國』の意図が全くなかったとは言えないが、改元は他國の內(nèi)政であり、どのような選択をしようと批判できないと考えている」と斷言。「日本は中國の前漢で始まった元號(hào)という伝統(tǒng)を引き継いでおり、これは中國文化の日本に対する深い歴史的な影響だ。そのため文明は交流によって多彩になり、文明は相互參考により豊富になるという見識(shí)を持たなければならない」と強(qiáng)調(diào)した。

一方、朝鮮日報(bào)は元號(hào)選定のプロセスに注目。東京特派員発の記事で「安倍首相が新元號(hào)を日本の古典から選びたがっているという話は2、3年前に擔(dān)當(dāng)の公務(wù)員たちに伝えられた。日本が1300年の間に使用した247の年號(hào)はすべて中國の古典に由來しているが、今回はこの慣行から脫卻するよう安倍首相が間接的に指示したことを示唆するものだ」と解説した。

記事は「平成」の発表時(shí)とは異なり、首相が記者會(huì)見に臨んだことにも言及。東京の消息筋の「安倍首相は4月の地方選と7月の參院選を前に支持率が上がらず苦しんでいるが、今回の新元號(hào)の発表を機(jī)に自身と自民黨に有利なムードを醸成しようとしたようだ」との見方も紹介した。（編集/日向）