2013年3月2日、米誌フォーブスは「中國(guó)の億萬長(zhǎng)者はなぜ世界で尊敬される企業(yè)を作れないのか？」と題した記事を掲載し、億萬長(zhǎng)者の誕生と尊敬される企業(yè)の関係について、米國(guó)と中國(guó)の違いを分析した。4日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

10億ドル（約930億円）以上の資産を持つ億萬長(zhǎng)者が世界で最も多い國(guó)は中國(guó)か、米國(guó)か？胡潤(rùn)（フーゲワーフ）研究院が発表した2013年の「世界富豪ランキング」によると、中國(guó)（212人）が米國(guó)（211人）を抜いて世界一となっている。

では、尊敬される企業(yè)が世界で最も多い國(guó)は中國(guó)か、米國(guó)か？米誌フォーチュンがこのほど発表した2013年の「世界で最も尊敬される企業(yè)ランキング」によると、トップ10はすべて米國(guó)企業(yè)（上位3社はアップル、グーグル、アマゾン）で、上位50社に中國(guó)企業(yè)は1社もランクインしていない。

また、米ダウ?ジョーンズが発行する投資家向け情報(bào)誌「Barron’s」が昨年6月末に発表した「世界で最も尊敬される企業(yè)100社」でも、アップルやIBM、マクドナルドなどの米國(guó)企業(yè)が上位を占め、中國(guó)企業(yè)は中位以下になって初めて登場(chǎng)するという結(jié)果だった。

この2種類のランキングの差は何を物語っているのか？答えは両國(guó)の企業(yè)家精神の違いにある。

米國(guó)では、企業(yè)家精神は消費(fèi)者からのニーズによって駆り立てられるものである。消費(fèi)者のニーズと渇望を源とし、企業(yè)がそのニーズを満足させるために新たな方法や製品を創(chuàng)造する。消費(fèi)者が尊敬するような素晴らしい製品を世に送り出し、その結(jié)果として創(chuàng)業(yè)者は億萬長(zhǎng)者になる。つまり、米國(guó)においては、巨萬の富は世界で最も尊敬される企業(yè)を作り出した報(bào)いなのである。

一方、中國(guó)では、企業(yè)家精神は消費(fèi)者からのニーズではなく、政府が提供する特定の業(yè)界を成長(zhǎng)させるための各種の補(bǔ)充や保障がその源である、生産者としての供給行為に基づいている。しかし、この種の方式には大きな弊害が存在する。企業(yè)家は政府高官を取り込むために大量の時(shí)間や労力を使わなければならず、また、一旦許認(rèn)可を獲得すれば、企業(yè)のリスクを比較的簡(jiǎn)単に消費(fèi)者に転化できてしまう。さらに、政府高官との関係確立に時(shí)間がかかりすぎるため、企業(yè)の優(yōu)劣を決定する真の要素を研究して新製品を開発する時(shí)間がほとんどなくなってしまっている。

従って、たとえ企業(yè)の創(chuàng)業(yè)者が米國(guó)同様に億萬長(zhǎng)者になったとしても、中國(guó)企業(yè)はいまだに米國(guó)企業(yè)を打ち破るようなすばらしい製品を生み出せていないのである。（翻訳?編集/HA）