2013年3月5日、韓國の朝鮮日報によれば、中國における2012年の販売高が2兆ウォン（約1712億円）を超えた韓國のファッションブランド?E-LANDが今後はOEM以外の工場建設(shè)を行わない方針を固めた。韓國のメーカーが次々に中國から撤退しようとしている。

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韓國輸出入銀行が3日に発表したところによれば、2012年1?9月期、韓國メーカーの中國における投資額は13億9000萬ドルだったが、ベトナムやインドネシア、マレーシア、タイ、フィリピンの東南アジア5カ國における投資額は16億6300萬ドルにのぼった。1992年の中韓國交正常化以來、中國と東南アジアが初の逆転を見せ、韓國の製造業(yè)が東南アジア志向を強(qiáng)めていることが數(shù)字からも明らかとなった。

韓國メーカーの中國進(jìn)出は2004?2007年がピーク。2004年、中國國內(nèi)で新たに製造拠點(diǎn)を設(shè)けた企業(yè)は1673社にのぼったが、その後は徐々に減少し、2012年1?9月期には273社にまで減少している。かつて、多くのメーカーが製造コストの安さを魅力として中國に進(jìn)出したが、米國や日本と同様に韓國も“中國離れ”が加速していることが明確となった。

中國における給與水準(zhǔn)は2005年以降2ケタ成長が続いており、各國メーカーの中國離れの背景には人件費(fèi)の高騰があると見られる。ジェトロによる2012年10月の統(tǒng)計では、中國製造業(yè)界の工員の1人當(dāng)たり平均月給は328ドル。フィリピン（253ドル）、ベトナム（145ドル）、ミャンマー（53ドル）を大きく上回っている。日本の例で言うと、こうした背景に加えて、昨秋の尖閣問題によって政治?外交問題に翻弄されるリスクを痛感したことが中國回避に拍車をかけている。

ただし、韓國?ソウルの成均館大學(xué)校経営専門大學(xué)院は、「中國離れを起こしているのはほとんどが、低賃金をよりどころとしている企業(yè)。世界最大の消費(fèi)市場である中國に生産拠點(diǎn)を持つことは、依然として大きな意義があるはずだ」としている。（翻訳?編集/岡田）