2013年3月8日、「三國志演義」「西遊記」とともに中國3大名著のひとつに數(shù)えられる「水滸伝」が、中國でついにTVドラマとして完全映像化された。

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舞臺は今から1000年前、汚職官吏や不正がはびこる北宋の時代。さまざまな事情で世間からはじき出された男たちが“梁山泊”と呼ばれる自然の要塞に集結(jié)し、やがて志を胸に秘めながら、悪徳官吏を打倒し、國を救う歴史ロマンである。

彼ら108人の英傑たちは、“替天行道”（天に替わり道を果たす）の旗の下、私欲の限りを盡くす悪辣な奸臣との戦いを繰り広げる。激動の時代を生き抜く知恵と勇気、そして団結(jié)の大切さが凝縮されたこの無頼漢たちのストーリーは、明の時代に創(chuàng)作された。以來、何世紀(jì)にもわたって中國、日本、そして世界で愛され続けた傑作活劇の金字塔となっている。

本作は10年もの構(gòu)想期間を経て、日本円にして55億円もの巨額を投じて完成した。中でも、山東省での撮影では東京ドーム約42個分の敷地を使い、40億円を投じて自然要塞の“梁山泊”を再現(xiàn)したという。それは現(xiàn)在、“水滸伝パーク”というテーマパークになっている。さらに撮影用には、15隻もの宋代の軍用船が建造された。

中國では2011年8?9月の期間に放送され、國民をテレビに釘付けにしただけでなく、中國の権威あるテレビ賞“國劇盛典”で7部門にノミネートし、ベスト作品賞を獲得。數(shù)々のテレビ賞を総なめにし、近年の中國を代表するドラマ作品となった。

作品は日本でもDVDとして発表される。6月5日より、月ごとに順次、DVDがリリースされていく。（編集/ENE）