2019年4月9日、韓國?朝鮮日報などによると、韓國北東部?江原道の鉱山の地下1100メートルに宇宙の暗黒物質(zhì)（dark matter）を見つけ出す世界最高レベルの研究施設(shè)が造られる。

暗黒物質(zhì)とは宇宙の27％を占めながら観測されていない物質(zhì)のことで、「発見すればノーベル賞は確実」とも言われている。

記事によると、韓國の基礎(chǔ)科學(xué)研究院（IBS）地下実験研究団は8日、江原道旌善郡イェミ山にあるハンドク鉄鋼の鉱山で12日に宇宙素粒子研究施設(shè)（ARF）の著工式を行うと発表した?？茖W(xué)者たちは暗黒物質(zhì)を検出するため地下に潛ることになる。深くなるほど暗黒物質(zhì)を除く他の宇宙素粒子による妨害を減らすことができるためという。今回の研究施設(shè)は、研究団が現(xiàn)在運(yùn)営中の地下実験施設(shè)より400メートル深い場所に造られ、面積も10倍以上大きい2000平方メートル規(guī)模になる計(jì)畫という。

研究団は來年末までに研究施設(shè)を完成させ、2021年から本格的な研究を始める考え。キム?ヨンドク研究団長は「日本はカミオカンデやスーパーカミオカンデのような宇宙素粒子研究施設(shè)を造り、2度もノーベル物理學(xué)賞を手にした。韓國にもこのような施設(shè)が新たに建設(shè)されることはとても意味の大きいこと」と説明し、「韓國の科學(xué)技術(shù)が先進(jìn)國の仲間入りをしたことを示す機(jī)會になるだろう」と話したという。

これに、韓國のネットユーザーからは「基礎(chǔ)科學(xué)研究には粘り強(qiáng)く投資し続けなければならない」「難しいけど挑戦すべき。未來の研究のためにも」と肯定的に評価する聲が上がっている。

一方で「ノーベル賞コンプレックスが強(qiáng)過ぎる」「日本のノーベル賞受賞者は『ノーベル賞のことは考えず、ただ研究を続けていたら思いがけず受賞した』と言っていた。韓國が受賞できない理由はノーベル賞のことを気にし過ぎているからではないか？」と指摘する聲も。

その他「日本のまねをしていたらノーベル賞はとれない」「今回はいくらくすねる気だろう？」「日本の未來科學(xué)館に行くと、子どもたちの教育用にスーパーカミオカンデを縮小し、詳しく原理を説明してある。こういうのを見ると韓國はまだまだだと感じる」などの聲も上がっている。（翻訳?編集/堂本）