2019年4月10日、中國メディアの新浪軍事は、「日本のF-35A墜落は意外ではない」とし、その理由について論じる記事を掲載した。

9日午後7時25分ごろ、航空自衛(wèi)隊(duì)三沢基地所屬の最新鋭ステルス戦闘機(jī)F-35Aが、同基地の東約135キロ付近の太平洋上で消息を絶った。巖屋毅防衛(wèi)相は10日、尾翼の一部が青森県沖の太平洋上で発見されたことを受け、「墜落したものと考えている」と語った。

これについて記事は、F-35は以前にも墜落事故を起こしていると指摘。昨年9月28日午前11時45分ごろ、米國ビューフォート海兵隊(duì)航空基地から約5マイル（約8キロ）の川辺に墜落（乗組員は脫出）した事故を挙げた。その上で、「米海軍の調(diào)査によると、この事故の原因にはフレーム斷裂の可能性が含まれていた。フレーム問題は、16年10月にF-35Bが飛行中に出火した時の原因にもなっている」と指摘した。

さらに、今回の航空自衛(wèi)隊(duì)のF-35A墜落の原因についてはまだ判明していないが、「F-35には致命的な問題が少なくない。過去數(shù)年の間にいくつもの問題が出現(xiàn)している」とした。記事は、ルーク空軍基地で付近を飛行中に搭乗員の酸欠が発生したことを紹介。これは、五つの異なる部隊(duì)の5機(jī)のF-35A戦闘機(jī)で発生しているといい、「一貫して米國を悩ませている」と指摘した。そして、「酸欠問題が解決できなければ、乗組員の命に直接関係する。もし、日本で墜落した機(jī)體の乗組員が脫出に成功していないのなら酸欠になっていた可能性があり、意識を失えば墜落する」と論じた。

記事はまた、米ブルームバーグが報じた米國防省による最新の報告を紹介。それによると、F-35Aの使用壽命は當(dāng)初の8000時間から2100時間へと大幅に少なくなる可能性があること、中期信頼性と現(xiàn)場のメンテナンス指標(biāo)は當(dāng)初計(jì)畫の80％に屆かず実際に訓(xùn)練で使用できる戦闘機(jī)の數(shù)は大幅に減少すること、サイバーセキュリティーテストで數(shù)年前に問題が見つかったもののいまだに解決されていないこと、対地ミサイルシステムのテスト結(jié)果ではその正確性が驚くほど低かったこと、などの問題が指摘されているという。

記事は、「米軍內(nèi)部でも、F-35戦闘機(jī)に存在するリスクと問題には驚いており、危険性を認(rèn)識していることが分かる。したがって、日本の今回の墜落事故は驚くべきことではない」と論じた。（翻訳?編集/山中）