中國高速鉄道で、もともと15元（約250円）の弁當(dāng)が35元（約580円）で販売されていた疑惑が持ち上がった。10日付で新京報が伝えた。

7日に広西チワン族自治區(qū)の柳州市から広東省広州市へ向かう高速鉄道（D2946）に乗車した黃（ホアン）さんは、弁當(dāng)を買うために食堂車を訪れた。販売員に「15元の弁當(dāng)はありませんか」と尋ねると、「ありません。35元と45元（約740円）の弁當(dāng)しか殘っていません」と告げられたため、35元の「魚香肉絲（細(xì)切り肉の四川風(fēng)炒め）」弁當(dāng)を購入。QRコードで代金を支払った。

しかし、座席に戻って弁當(dāng)を確認(rèn)すると、ラベルの一部に切り取ったような丸い穴が開いていることを発見。さらに、黃さんが數(shù)日前に乗車した高速鉄道で見たメニューを思い返すと、「魚香肉絲」は15元だったような気がしてきた。そこでネットで検索してみると、同じような弁當(dāng)が15元で販売されていたことを発見?！覆粚彜恃ā工_いていた位置には「15元」という値段が記されていた可能性があることも分かった。

黃さんは急いでいたこともあり、その場では乗務(wù)員に申し出ず。後日、鉄道部のウェブサイトを通じて連絡(luò)をしようとしたが、問い合わせのフォームに何度入力しても正常に送信できなかったという。

この件について、新京報の記者が鉄道部に連絡(luò)したところ、擔(dān)當(dāng)者は「弁當(dāng)の販売価格は擔(dān)當(dāng)部署の審査を経て決定されている。価格は商品の名稱によって決定されるわけではない。35元と15元の弁當(dāng)は間違いなく別物で、別のルートで仕入れたものは価格も異なる」などと説明。また、ラベルが切り取られていたことについては「弁當(dāng)を溫める際、空気を逃がすためのもの」とし、「乗務(wù)員が高く売るために故意に値段の部分を切り落としたのでは決してない。もしそうであれば、當(dāng)該乗務(wù)員を処分する」との回答だったという。（翻訳?編集/北田）