米國(guó)のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と韓國(guó)の文在寅大統(tǒng)領(lǐng)は11日、米ホワイトハウスで會(huì)談した。両氏の會(huì)談は物別れに終わった2月の米朝首脳會(huì)談後初めて。米韓首脳は3回目の米朝會(huì)談開催に向けた認(rèn)識(shí)で一致し、韓國(guó)メディアは「一部で指摘されていた韓米の『すれ違い』を払拭（ふっしょく）」と報(bào)じた。

聯(lián)合ニュースによると、トランプ、文両大統(tǒng)領(lǐng)2人きりの會(huì)談は29分間行われたが、報(bào)道陣との質(zhì)疑応答が27分間続き、実際の會(huì)談は2分程度だった。その後、閣僚らを交えた小規(guī)模の會(huì)合と拡大會(huì)合がそれぞれ28分間、59分間行われ、両首脳は計(jì)116分間、朝鮮半島の非核化問(wèn)題を話し合った。

米韓首脳會(huì)談に先立ち、文大統(tǒng)領(lǐng)は米國(guó)のペンス副大統(tǒng)領(lǐng)、ポンペオ國(guó)務(wù)長(zhǎng)官、ボルトン大統(tǒng)領(lǐng)補(bǔ)佐官（國(guó)家安全保障擔(dān)當(dāng)）と相次いで會(huì)談した。一連の會(huì)談実施について中央日?qǐng)?bào)は「トップダウン方式の首脳間議論が成功するためには北朝鮮に対する政策に影響力を及ぼす外交?安保核心參謀である3人組を説得することが重要だという判斷からだ」と解説した。

本番の首脳會(huì)談で、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は核兵器の完全廃棄を一気に求める「ビッグディール（大きな取引）」を目指していると改めて強(qiáng)調(diào)。韓國(guó)が期待する金剛山観光の再開や開城工業(yè)団地の再稼働など南北経済協(xié)力の推進(jìn)に関しては「今は適切ではない」と述べ、容認(rèn)しない考えを示した。

文大統(tǒng)領(lǐng)は非核化交渉に當(dāng)たり、かねてから北朝鮮に譲歩する必要性を主張してきたが、米國(guó)は北朝鮮が段階的に非核化を進(jìn)め、その都度制裁を解除するアプローチは受け入れない姿勢(shì)をさらに強(qiáng)めている。3人組への働き掛けは功を奏さなかったようだ。

會(huì)談後に記者會(huì)見した青瓦臺(tái)（大統(tǒng)領(lǐng)府）の鄭義溶?國(guó)家安保室長(zhǎng)によると、文大統(tǒng)領(lǐng)はトランプ大統(tǒng)領(lǐng)に「近く南北首脳會(huì)談を推進(jìn)する計(jì)畫」と説明。トランプ氏は「南北接觸を通じ、北朝鮮の立場(chǎng)を可能な限り、速やかに伝えてほしい」と要請(qǐng)した。大統(tǒng)領(lǐng)府関係者は「今回の韓米首脳會(huì)談がハノイの第2回朝米會(huì)談以降の不確実性を取り除き、対話を通じた非核化の動(dòng)力を回復(fù)させた」と自賛した。

11日の米韓首脳會(huì)談について、聯(lián)合ニュースは「両首脳は3回目の米朝會(huì)談開催に向けた認(rèn)識(shí)で一致し、米朝対話の再開に必要なモメンタム（勢(shì)い）を確保したと見なすことができる」と報(bào)道?！竵I首脳が北朝鮮の最終的な非核化と朝鮮半島の恒久的な平和定著を目指し連攜を維持すると表明しながら韓米同盟の強(qiáng)固さを再確認(rèn)したことから、韓國(guó)の一部で指摘されていた『韓米のすれ違い』を払拭したとも評(píng)価される」と伝えた。

會(huì)談を受け、韓國(guó)政府は南北トップの折衝で米朝対話を軌道に戻し、3回目の米朝會(huì)談につなげたい考えで北朝鮮に特使を派遣するなどして調(diào)整を本格化させるとみられる。しかし、朝鮮労働黨の金正恩委員長(zhǎng)が文大統(tǒng)領(lǐng)との會(huì)談を受け入れるかは不透明だ。（編集/日向）