東京の黃砂は中國から襲來?日本気象庁は否定―中國メディア

Record China    2013年3月11日(月) 17時3分

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10日、東京に突然猛烈な風(fēng)が吹き荒れ、地面から舞い上げられた細(xì)粒物質(zhì)によって、都內(nèi)は煙霧に包まれた。日本の各メディアは、この煙霧は中國から飛來した黃砂が原因との見方を示したが、気象庁はこの見解を否定した。

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2013年3月11日、環(huán)球時報によると、深刻なスモッグや粉塵に悩まされている中國と同様の問題が、日本でも発生した。10日、東京に突然猛烈な風(fēng)が吹き荒れ、地面から舞い上げられた細(xì)粒物質(zhì)によって、都內(nèi)は煙霧に包まれた。日本の各メディアは、この煙霧は中國から飛來した黃砂が原因との見方を示した。だが、日本の気象庁はこの見解を否定した。

その他の寫真

NHKは10日、同日午後、東京で猛烈な北風(fēng)が吹き始め、地面の細(xì)粒物質(zhì)が空中に舞い上げられ、黃色の煙塵が渦巻くように空一面を覆ったと報じた。千葉県で車を運転していた環(huán)球時報記者は、空全體が黃色になり、田畑の上空に塵旋風(fēng)が舞う様子を目撃した。日本テレビの報道によると、このような異常気象の影響で、新幹線は徐行運転を行い、25分の遅れが生じたという。また、一部空港でも、他の空港に目的地を変更したケースが生じた。煙霧がピークに達(dá)した時の東京市街地では、200メートル先の高層ビルがはっきり見えない狀況だったという。

突然起きた日本の異常気象について、多くの日本人はこの黃砂が中國から飛來してきたものであると思い込んだ。このような誤解は主に日本の各メディアの根拠のない報道によって生じた。テレビ朝日は10日、中國からの黃砂の飛來に関する特集を組み、中國から飛來する黃砂の危害について専門家に分析させた。共同通信の報道によると、中國から飛來する黃砂に含まれる有害粒子狀物質(zhì)PM10は、世界保健機(jī)関(WHO)基準(zhǔn)の35倍を上回る。読売新聞は同日、九州から甲信地方にかけての広い範(fàn)囲で、中國大陸からの偏西風(fēng)に乗って飛來した黃砂が観測されたと報じた。日本環(huán)境省も、黃砂の飛來に伴いPM2.5も飛んでくるだろうとの見解を示した。しかし、日本気象庁は、「今回発生した煙霧は、寒冷前線の接近に伴って、東京では空気が対流して地表付近の塵などが巻き上げられて起こった現(xiàn)象であり、中國からの黃砂ではない」と発表した。

気象庁は、國民の健康について配慮し、黃砂飛來観測情報や到達(dá)予測をサイト上に公開している。また、気象庁と環(huán)境省は合同で、「黃砂情報提供ホームページ」を立ち上げた。気象庁によると、全國で黃砂が観測され、飛來が続くようならば、天気予報以外に、黃砂専門の気象情報を発表する方針という。しかし、現(xiàn)時點で気象庁は黃砂警報を発表していない。また、気象庁が発表した黃砂飛來観測情報でも、大量の黃砂が日本に飛來している様子はない。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/TF)

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