パキスタンで、同國女性に中國人男性を相手とする結(jié)婚を仲介する中國人の非合法グループが存在し、同グループはパキスタン女性に売春や臓器売買の強要もしているとの報道があった。中國の駐パキスタン大使館は4月13日（現(xiàn)地時間）付で、結(jié)婚を仲介する非合法グループの存在を認(rèn)めた上で、臓器売買は事実無根と強く反論した。

大使館はまず、「中國もパキスタンも法治國家であり、人身売買には斷固として反対している。臓器売買はなおさらのこと、存在しない」と主張。一方で、中國とパキスタンをまたぐ結(jié)婚を仲介する非合法組織が活動していることは認(rèn)め「當(dāng)事者から多額の費用を徴収し、違法に利益を得ている」と論じた上で、中國とパキスタンの若者は、「いずれも被害者」と主張した。

さらに、「中國の法律は、國際的な結(jié)婚仲介組織を禁じている」「中國政府はいかなる組織や個人によるいかなる臓器売買も禁止している」と説明し、中國において臓器売買は犯罪であり、刑事責(zé)任を追及されると主張した。

中國メディア?環(huán)球網(wǎng)の15日付記事によると、パキスタン人女性と中國人男性の非合法な結(jié)婚を仲介する中國人グループがあり、売春や臓器売買も行っていると報じたのは、パキスタンのARYテレビ。警察によるグループの摘発の様子も紹介したという。環(huán)球網(wǎng)は報道中の「臓器売買が存在」の主張について「西側(cè)の反中勢力の捏造（ねつぞう）によるデマ」と斷じた。

中國とパキスタンは早い時期から極めて親密な関係を構(gòu)築してきた。共にインドとは領(lǐng)土問題などで対立しており、インドへの対抗上とされている。ARYテレビは同國大手メディアのARYグループの傘下。環(huán)球網(wǎng)はARYテレビを「パキスタンの民営テレビ局」と紹介した。（翻訳?編集/如月隼人）