2013年3月15日、臺(tái)灣の聯(lián)合新聞網(wǎng)によると、中國國営の中國中央テレビ（CCTV）は14日の特別番組の中で、広東省深セン市にある主立った建物のコンクリートに海砂が使われており、倒壊の危険があると報(bào)じた。

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3月15日は「世界消費(fèi)者権利デー」であることから、CCTVは14日に報(bào)道特集「アクション315」を放送。その中で、深セン市一の高さを誇る平安金融センタービルをはじめ、同市の地下鉄を建設(shè)する際にも、海砂を混ぜたコンクリートが使用されたと告発した。さらに中國の巨大複合企業(yè)?華潤グループが請け負(fù)った広東省最大の都市改造プロジェクト「華潤大沖村」でも海砂が使用されていると報(bào)じた。名指しされた華潤グループの子會(huì)社で香港上場している華潤置地有限公司は業(yè)績説明會(huì)を開く予定。

CCTVによると、急速な発展を遂げている深セン市では毎年多くのマンションや公共施設(shè)が建設(shè)されているが、開発業(yè)者らはより多くの利益を得るために通常のコストの半分ですむ安価な海砂をコンクリートに混ぜて使用しているという。この番組は大きな反響を呼び、多くの深セン市民からは自分たちの住む建物が「海砂危樓（海砂危険ビル）」ではないかと不安視する聲が寄せられた。事態(tài)を重く見た深セン市の許勤（シュー?チン）市長は、市內(nèi)の建物をローラー方式で調(diào)査するよう指示。抜き打ち検査の結(jié)果を発表するとした。

コンクリートに混ぜる砂は川砂が理想。やむを得ず海砂を使用する場合には、塩化物イオン含有量が基準(zhǔn)値以下になるまで水で洗浄しなければならない。しかし深セン市內(nèi)の建築材料市場で販売されているのはすべて無洗浄の海砂か、もしくは海水で洗浄した「水洗砂」であった。塩化物イオンは鉄筋コンクリート中の鋼材を腐食させるため、「建物の倒壊原因になる」とCCTVは伝えている。（翻訳?編集/本郷）