アップルとクアルコムが和解　5G版iPhoneまもなく発売か

北京時(shí)間の17日、米國の半導(dǎo)體大手クアルコムとアップルは合意に達(dá)し、アップルの契約メーカーとの間の訴訟を含む進(jìn)行中のスマートフォンの特許をめぐるすべての知的財(cái)産権の訴訟を取り下げたことを明らかにした。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

これはアップルとクアルコムとの2年に及ぶ法廷闘爭がついに幕を閉じたことを意味する。このような結(jié)果に至ったのはなぜか。雙方の和解は5G市場にどのような影響や変化をもたらすだろうか。

▽アップルの負(fù)けかウィンウィンか

合意に基づき、アップルはクアルコムに和解金を支払う。雙方はさらに期間6年間のライセンス契約を結(jié)び、2019年4月1日に発効するとした。2年間の契約延長の選択権や數(shù)年間のチップセット供給についての合意も內(nèi)容に含まれる。

和解はアップルの負(fù)けにみえるが、実際にはウィンウィンであると考えられる。アップルは5Gスマホのチップ供給の問題を解決し、クアルコムは注文を獲得したからだ。

資本市場ということを考えると、今回の和解はウィンウィンだといえる。このニュースが伝わると、クアルコムの株価は23．21％上昇と大幅に値上がりし、1999年以來の単日の上昇幅の記録を更新した。時(shí)価総額も約145億ドル（1兆6233億円）増加して、853億ドル（約9兆5485億円）に達(dá)した。アップル株価も0．01％上昇と小幅に値上がりした。

獨(dú)立系の電気通信アナリストの付亮さんは、「和解には別の役割もあり、外部の『アップルには使えるチップがないのでは』という疑念を解消するためにプラスにはたらくが、アップルが今年5G版のiPhone（アイフォーン）を発売することはないだろう」と予想する。

▽ネットユーザーの矛先はインテルへ インテルは5Gモデムから撤退

和解のニュースが流れると、ネットユーザーは米通信半導(dǎo)體メーカーのインテルのベースバンド信號の不調(diào)を相次いで批判するようになった。

「iPhone XR（アイフォーン?テンアール）の信號は使用感が実によくない」、「というのも、XRとXS（iPhone XS、アイフォーン?テンエス）はテスト製品だからか」、「XSの信號不調(diào)問題を誰かになんとかしてもらいたい」、「インテルはだんまりを決め込んでいる」、「5GのiPhoneにはまだ希望がある」といった聲が上がった。

アップルとクアルコムが爭っている時(shí)にアップルが発売したXRとXSには、インテルのベースバンドが採用されていた。

興味深いのは、アップルとクアルコムが和解を発表したその日に、インテルが5Gスマホ向けモデム事業(yè)からの撤退を発表したとともに、PC、モノのインターネット（IoT）設(shè)備、その他のデータを中心としたデバイスにおける4G?5Gモデムの機(jī)會(huì)への評価を完了するとしたことだ。

しかし、インテルは5Gネットワークのインフラ事業(yè)には引き続き投資するとも述べた。同日のインテル株価は取引の中で大幅に値下がりし、終了時(shí)の上昇幅は0．76％にとどまった。

▽雙方の和解は5Gがらみか

アップルとクアルコムの紛爭中、アップルはインテルと戦略的協(xié)力を結(jié)んだ。これについてアナリストはそろって、「アップルはインテルの5Gチップを採用するだろう」との見方を示した。

4月初めには、インテルがアップルへの5Gチップ引き渡しを引き延ばす可能性があるとの情報(bào)が流れた。協(xié)力パートナー探しでつまずいたアップルは、獨(dú)自に5Gチップを開発すると決定したが、製品が完成するのは早くて2021年ということだ。

21年になってアップルは5G版のiPhoneを発売するということになれば、実に非常に不利なことになる。華為（ファーウェイ）やサムスンを含む各攜帯電話メーカーはすでに5G攜帯を発売しており、一部の機(jī)種は年內(nèi)の海外展開が予定されるからだ。

付さんは、「アップルがチップを獨(dú)自開発してもよいし、インテルのチップの発展を後押ししてもよい。どちらも『スペアタイヤ』を用意することになるからだ。だが5Gの初期には、こうした『スペアタイヤ』では十分なパワーを発揮することは難しい。今のタイミングでの和解は、これ以上引き延ばせないタイミングを選んだといえる。これ以上引き延ばせば、雙方ともにより大きなマイナス影響を受けることになるからだ」と分析する。（編集KS）