2013年3月14日、米紙クリスチャン?サイエンス?モニター（電子版）は「ブタの死骸遺棄事件で注目を集める豚肉の違法販売」と題した記事を掲載。この事件がきっかけで、病死したブタが食肉として流通している問題が中國國內(nèi)で注目されていると伝えた。16日付の環(huán)球時報が伝えた。

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13日、浙江省溫嶺市で病死したブタの肉を販売していた46人が刑務(wù)所に収監(jiān)された。過去2年間に中國各地で6件の類似した事件が発生しており、こうした手口が國內(nèi)で橫行していることは明らかだ。農(nóng)業(yè)コンサルタントのアナリストは「大都市では非常に厳しい規(guī)制があるため、病死した家畜が市場に出回ることはほとんどない」と指摘。上海市に住むある退職した獣醫(yī)も「こうした現(xiàn)象は地方で発生している。地方の監(jiān)督部門が職務(wù)を果たさないからだ」と話す。

豚肉は中國人の主要な食べ物だ。中國では4億7500萬頭のブタが飼育されている。これは世界中で取引されているブタの半數(shù)に相當(dāng)する。そのうち70％が小規(guī)模な養(yǎng)豚農(nóng)家で飼育され、死亡率は非常に高い。法律では死亡したブタは土中に埋めるか、あるいは焼卻しなければならないが、小規(guī)模農(nóng)家にとっては食肉として販売もしくは遺棄したほうがいい。往々にして小規(guī)模農(nóng)家は死骸を埋めるために十分な土地を保有しておらず、焼卻費用は高額だ。中國農(nóng)業(yè)部は焼卻処分にかかる費用を補償しているが、現(xiàn)行制度ではその支給までに時間がかかり過ぎる。

厳格な規(guī)定があるにもかかわらず、今回のような死骸遺棄事件が発生したことで、関係部門の職務(wù)怠慢が露呈された?！傅胤疆?dāng)局は管轄區(qū)域で何頭の家畜が飼育され、何頭の家畜が死んだのかを発表すべきだ。彼らが何も言わないのは、責(zé)任を負(fù)いたくないからだ」と、前出の元獣醫(yī)は語った。（翻訳?編集/本郷）