中國メディア?環(huán)球網(wǎng)の18日の報(bào)道によると、中國湖北省で高速鉄道の沿線に生えていた木を切り倒し、列車28本の運(yùn)行を妨げた男に7日間の行政拘留処分が科された。

11日午後5時(shí)14分、長沙南駅を出発して南京南駅へと向かっていた高速鉄道G580便が、咸寧北駅を出発して2分後に武漢鉄道安全局の指示を受けて緊急停止した。當(dāng)時(shí)、列車は加速を始めた直後で、車內(nèi)には1000人近い乗客がいた。

「咸寧―烏龍泉の區(qū)間で架線が停電している」という報(bào)告を受けて列車専屬の機(jī)械工が調(diào)べたところ、前方に倒れている木が架線と接觸していることが分かった。鉄道部門はすぐに作業(yè)員を現(xiàn)場(chǎng)に派遣して、同6時(shí)39分に木は撤去されたが、深セン北駅―西安北駅を結(jié)ぶG826便と深セン北駅―宜昌東駅を結(jié)ぶG1032便が停車するなど、28本の列車に遅延が発生した。架線と接觸していたのは鉄道の高架沿いの大きなキリの木で、根元におのでたたき切った跡があった。

警察は沿線の監(jiān)視カメラの映像から、近くの村に住む李軍（リー?ジュン）容疑者を特定。トラック運(yùn)転手だという李容疑者は取り調(diào)べに対し「たまたま荒野に木々が生い茂っているのを見て、切り倒して売ることを思い付いた。早速のこぎりで切り始めたが、思いもよらず木が線路の方へ倒れてしまったため大ごとになったと思い、車で逃げ去った」と話しているという。李容疑者には「中華人民共和國治安管理処罰法」に基づき鉄道警察から7日間の行政拘留処分が科された。

この件に対して武漢旅客路線部副代表の冉尚新（ラン?シャンシン）氏は、「時(shí)速350キロメートルで走る列車にとっては、小さな木の枝でさえ脫線転覆の原因になりかねない」とした。

また警察も「列車の安全な運(yùn)行と人々の命を守るため、沿線に住む人々も常日頃から安全意識(shí)を持ってほしい。例えば建物を建設(shè)、改修する場(chǎng)合、また地面に穴を掘ったり植物を植えたりする場(chǎng)合にも、関係する鉄道部門に問い合わせ、列車の安全に影響がないように行うように」と呼び掛けた。（翻訳?編集/巖谷）