2013年3月17日、第12回全人代第1回會(huì)議が閉幕し、新政権が誕生したばかりの中國。新たな首相として選出された李克強(qiáng)(リー?カーチアン)首相がこの日、就任後初の會(huì)見に臨んだ。

【その他の寫真】

會(huì)見場に入るために徹夜で並ぶ記者も少なくない中、幸運(yùn)にも座席を確保できた600人の記者らは、李首相と4人の副首相が同席するトータル107分の會(huì)見を取材した。山積する政治?外交?社會(huì)問題などについて鋭い質(zhì)問が飛び交う中、どんな質(zhì)問にも忌憚（きたん）なく回答する李首相は、質(zhì)素で素樸でユーモアにも富んだ好人物との印象を與えたようだ。

さて、會(huì)見が終わると、ある女性記者が首相らの著席していたテーブルに向かい、李首相の席に置かれていたミネラルウォーターを自分のかばんに入れた。これを見た他の記者らは、爭うようにして席上のミネラルウォーターを“記念”として持ち帰ったという。なお、ミネラルウォーターのボトルからは、ラベルははがされていた。

これをニュースサイトの中國江蘇網(wǎng)が18日付で伝えると、多くの一般読者から意見が寄せられた。その一部の反応が興味深く、以下にご紹介する。

「我が國の記者はいつも公の場で醜態(tài)をさらしています」

「節(jié)操も何もないな」

「いや、これは首相への敬意の表れ」

また、水質(zhì)汚染によって國民の飲み水が危険にさらされている現(xiàn)狀を鑑みてのこんなコメントも。

「（國家要人に飲ませるほどの水なので）この水は安心して飲めます」

「正解！」

「記者も賢いな、この水なら安心して飲めるもんな」

「どこのメーカーの水だろう、誰か知らない？」

また、かつてボトル入り飲料があまり普及しておらず、外出時(shí)にはお茶の水筒を持ち歩く習(xí)慣が広く根付いていた中國ならではのこんな意見も。

「1人1人にミネラルウォーターを配って、會(huì)見が終わったら捨ててしまうんだろ。會(huì)議の水って無駄遣いが多いよね。飲み物はコップか湯のみで出すべき！」

「コップや湯飲みを準(zhǔn)備して、洗って消毒して…と考えると、コストパフォーマンス悪いですよ」

「めいめいで“マイ水筒”を持ち込めば？」(翻訳?編集/愛玉)

※＜本日の中國TOPニュース＞では、中國の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2013年3月19日付の中國大手ポータルサイト?網(wǎng)易（NETEASE）のランキング5位の記事。