2019年4月22日、環(huán)球時(shí)報(bào)は英BBCの20日付の報(bào)道を引用し、「今、ヨーロッパには中國の資産はどのくらいあるのか？」と題する記事を掲載した。

記事はまず、「歐州連合（EU）は海外投資を?qū)彇摔工毪郡幛涡陇郡圣幞衰亥啶虼颏脸訾筏郡?、これは中國による歐州での経済活動(dòng)拡大を懸念して打ち出されたものだと考えられている」と紹介。続けて、「実際のところ、中國が歐州に持つ資産は比較的少ない。だが、この10年で急速に増えた」とした。

記事は次に、歐州委員會(huì)が先月公表したデータに言及。それによると、EUの3分の1の資産は外國企業(yè)が有しており、そのうち9．5％が中國企業(yè)（香港、マカオ企業(yè)を含む）という。一方、16年末時(shí)點(diǎn)で米國、カナダの関連企業(yè)が占めた割合は29％で、42％近くに達(dá)した07年から大きく下がった。

次に記事は、米調(diào)査企業(yè)のRhodium GroupとドイツのシンクタンクMERICSが公表したデータとして、中國からEUへの直接投資額は16年に372億ユーロ（約4兆7000億円）という最高額を記録した後、17年、18年は連続で減少していることを伝えた。18年の中國の非EUヨーロッパ諸國への投資額も縮小したという。記事は、「中國から世界中への投資は鈍化傾向にある」としている。

一方、米ブルームバーグは「中國は部分的なものも含め、歐州に4つの空港、6つの港と13のプロサッカーチームを有している」と伝えているという。また、08年以降の中國のヨーロッパ30カ國での投資活動(dòng)は米國より45％多いとし、「中國の投資の本當(dāng)の範(fàn)囲を過少評(píng)価した」と稱しているそうだ。

インフラ投資においては、ロシアを含めた20以上のヨーロッパの國々が中國提唱の「一帯一路」に加入している。中國はギリシャ最大の港であるピレウス港を買収し、セルビアやモンテネグロなどの道路や鉄道の修繕工事にも資金を提供している。これらについて記事は「中國が比較的貧しいとされるバルカン半島や南ヨーロッパの國々にとって大きな魅力があることを証明している」と伝えている。

記事は最後に、「この1、2年、中國の対外直接投資が鈍化しているのは中國が資本流出をより厳格に規(guī)制しているためであり、政治環(huán)境の変化のためでもある。しかし中國は直接投資あるいは新シルクロードの事業(yè)に関わらず、ヨーロッパにとって極めて重要な國となっている」と論じた。（翻訳?編集/和田）