2013年3月20日、中國國家海洋局が「2012年度中國海洋環(huán)境狀況公報」を発表した。中國の海洋環(huán)境は全體的には比較的良好だが、一部近海の環(huán)境汚染が悪化し深刻になっていると指摘されている。中國新聞社が伝えた。

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報告書によると、中國領(lǐng)海內(nèi)の海水環(huán)境は基本的に良好であり、第一類海水水質(zhì)基準(zhǔn)に適合した海域面積が94％を占め、沿岸以外の海域の水質(zhì)は安定を維持しているとされている。しかし、國家海洋局の石青峰（シー?チンフォン）報道官は報告書の発表會において、汚染區(qū)域が中?大規(guī)模河口や港灣、中?大都市沿岸の海域に広がっているとし、陸上からの排出物質(zhì)が大きく影響していると話した。

公報によると、2012年に中國の主要河川72本から海に流入した汚染物質(zhì)は1705萬トンに上り、前年よりやや増加。検査対象である汚染物質(zhì)が流入する近海域435カ所の75％の水質(zhì)、30％の沈殿物は環(huán)境基準(zhǔn)を満たしていないことが明らかになった。沿岸部の生態(tài)環(huán)境も悪化しており、特に長江河口や蘇北淺瀬などで生物多様性が悪化している。

また、日本の福島第1原子力発電所における事故の海洋生物への影響はいまだ収まっていないことがメディアによって報じられているが、中國國家海洋局海洋環(huán)境保護(hù)局の責(zé)任者は、定點(diǎn)観測からは直接的な影響は認(rèn)められないとしつつ、福島以東及び南東方向の西太平洋の海域で放射線による影響が存在していると指摘している。（翻訳?編集/岡田）