大塚家具が中國のプライベートジェットや空港のVIPラウンジの內(nèi)裝業(yè)務(wù)の受託を目指す。同社大塚久美子社長が訪中し、24日には中國航空器材集団と前向きな検討開始で覚書を締結(jié)した。大塚家具が2019年4月25日付で発表した。

中國ではプライベートジェットの需要が急速に伸びている。保有機(jī)數(shù)はすでに日本の約5倍の500機(jī)以上で、毎年100機(jī)程度の新規(guī)需要が見込まれるという。大塚家具は、高級(jí)家具のコーディネート販売や豪華客船の艤裝についてのノウハウを生かし、プライベートジェットの內(nèi)裝ビジネスに新たに取り組む考えだ。

VIPラウンジの內(nèi)裝では、ソファやテーブルなど家具類に加え、絨毯、壁紙などの一式を一括受託する考え。中國政府は2035年までに國內(nèi)空港數(shù)を現(xiàn)在の約2倍の450カ所に増やす方針だ。大塚家具は増加が見込まれるVIPラウンジの內(nèi)裝業(yè)務(wù)の獲得を念頭に置いている。

大塚家具は自社ブランドの羽根布団「ダウナ」などの機(jī)內(nèi)販売も念頭に置く。

中國航空器材集団は、中國中央政府が出資する國有中央企業(yè)。それまで民用目的の航空輸送業(yè)務(wù)を行っていた政府部門を企業(yè)化する政策で登場した最初の企業(yè)として、1980年に中國航空器材公司として1980年に成立。その後の組織改編を経て、2007年に現(xiàn)在の體制になった。中國南方航空、中國東方航空、中國南方航空など、中國の航空會(huì)社ビッグ3などに対しての機(jī)材の保有?リース、航空訓(xùn)練提供などを主たる業(yè)務(wù)とし、空港建設(shè)會(huì)社も傘下に持つ。

同社は航空機(jī)リース會(huì)社として中國最大手で、現(xiàn)在のところプライベートジェットの輸入も同社が一手に行っている。最近では、エアバス社と航空機(jī)300機(jī)を350億ドル（約3兆8400億円）で購入する契約を結(jié)んだことが話題になった。（翻訳?編集/如月隼人）