2013年3月21日、中國(guó)新聞網(wǎng)によると、臺(tái)灣紙?立報(bào)は今月19日の社説で、「東京都の石原慎太郎都知事（當(dāng)時(shí)）は2012年、尖閣諸島を購(gòu)入しようとした際、日本の國(guó)民の大きな支持を得た。その主な理由は、日本の歴史教育は近代史、特に日本の侵略史を全く重視していないからだ。日本の國(guó)民のこの歴史に対する無(wú)知が、日本の右翼化した政治家の高慢な『民意』の基礎(chǔ)になっている」と指摘した。

【その他の寫(xiě)真】

以下は同社説の主な內(nèi)容。

戦後、ドイツのように過(guò)去の侵略行為に対して誠(chéng)意ある態(tài)度で向き合わず、謝罪することもない日本に、人々はこれまでずっと困惑してきた。その原因は、日本が失敗を認(rèn)めようとしないことや武士道、軍國(guó)主義の天皇體系が依然として存在していること、米國(guó)が冷戦を展開(kāi)するに當(dāng)たり、反共産的な右翼勢(shì)力の肩を持つ必要があったことなど、さまざまだ。これらの原因は確かに一部の現(xiàn)象を説明しているが、それでもやはり、尖閣諸島購(gòu)入のため2012年、石原氏が寄付金を募り、大きな賛同を得たことなどは、理解しがたい。

日本の國(guó)民はどうして、軍國(guó)主義者の呼び掛けを、熱く支持するのだろう。これら右翼化した政治家が過(guò)去に國(guó)民を戦爭(zhēng)に巻き込んだことを知らないのだろうか。過(guò)去の戦爭(zhēng)はアジアの隣國(guó)を巻き込み、この世のものとは思えない悲慘な狀況をもたらし、日本の一般庶民も甚大な被害を受けた。右翼化した政治家はイデオロギーや利益、権力のために、自然と尖閣諸島を侵略するよう國(guó)民を扇動(dòng)するだろう。しかし、一方の國(guó)民はなぜ右翼化した政治家を盲目的に支持するのだろう。日本が過(guò)去に、周辺國(guó)に対して侵略行為を行ってきたことを知らないとでもいうのだろうか。

この困惑の答えとして、英BBCは最近、興味深い報(bào)道をした?！溉毡兢螝s史教育は近代史、特に日本の侵略史を全く重視していない。例えば、中國(guó)や韓國(guó)が強(qiáng)く謝罪を求めている『慰安婦』問(wèn)題については、357ページの歴史の教科書(shū)に、1行出てくるのみ。それも、目に付きにくい腳注としてだ。南京大虐殺についても同じで、腳注に小さな文字で一言觸れているだけだ。そのため、日本の國(guó)民のほとんどが、中國(guó)の何千萬(wàn)人もの命が日本の軍國(guó)主義の犠牲になったこと、近隣諸國(guó)が日本の軍國(guó)主義復(fù)活をなぜこれほど気を揉んでいるのか、全く理解していない」というのだ。

日本政府が近代史を風(fēng)化させようとしていること自體、過(guò)去の暗い侵略の歴史を知っていることの証しだ。しかし、風(fēng)化させようとしたり、逃げようとしたりしても、過(guò)去の事実を塗り替えることはできず、近隣諸國(guó)の理解を得ることもできない。右翼化した政治家は國(guó)民の無(wú)知に付け込み、隣國(guó)の國(guó)民に対する憎しみを煽り、再び日本を戦爭(zhēng)の道へと導(dǎo)こうとしている。

BBCの報(bào)道から、日本が尖閣諸島を侵略しようとしていることの背景を理解することができる。また、日本の歴史教育が近代史を風(fēng)化させようとしていることの影響を見(jiàn)逃すわけにはいかない。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KN?編集/內(nèi)山）