ミャンマー軍は最近になり、中國とパキスタンが共同開発したJF-17M戦闘機(jī)6機(jī)を受領(lǐng)した。中國メディアの新浪網(wǎng)は2019年4月24日付で、ミャンマーはロシアにSu-30SMEも発注しており、同軍では戦闘機(jī)の新たな「ハイローミックス」が実現(xiàn)すると紹介する記事を掲載した。

JF-17シリーズは中國とパキスタンが共同開発した戦闘機(jī)。開発を擔(dān)當(dāng)したのは主に中國側(cè)で、パキスタンは保有していた米國のF-16についての情報を中國側(cè)に供與したとされる。中國は1980年代に戦闘機(jī)開発に著手。當(dāng)初は米國も協(xié)力的だったが、1989年6月の「天安門事件」により米國をはじめとする西側(cè)諸國が技術(shù)提供を打ち切ったため、中國はパキスタンと組んだとされる。

同機(jī)の中國側(cè)名稱はFC-1で愛稱は「梟龍」。パキスタン側(cè)名稱はJF-17で愛稱は「Thunder（サンダー、雷）」。中國では「雷電」と呼ぶこともある。

新浪網(wǎng)によると、ミャンマーは5億5000萬ドルでJF-17Mを16機(jī)購入する契約を結(jié)んだ。うち6機(jī)をすでに受領(lǐng)したという。JF-17Mはシリーズ中でも新しいタイプで、空中給油やCM-400AKG空対地高速巡行ミサイル搭載の能力を持つという。なお、これまでJF-17シリーズを運(yùn)用していたのはパキスタンだけで、中國軍も同戦闘機(jī)を配備していない。

なお、記事はミャンマー向けのJF-17Mの製造場所について觸れていないが、ミャンマーではこれまでに、中國國內(nèi)で引き渡しに向けた試験が行われていると報道があった。

記事は続けて、ミャンマーは2018年初頭にロシアとSu-30SME戦闘機(jī)6機(jī)の購入契約を結(jié)んだと紹介。同機(jī)はロシアのSu-30SM重戦闘機(jī)の輸出タイプ。推力偏向機(jī)能のあるロシア製のAL-31FPエンジンやN011Mパッシブ?フェーズドアレイ?レーダーを搭載している。しかし記事によるとSu-30SMは、同じくロシア製のAL-41FエンジンやN035「イールビス-E」レーダーを搭載するSu-35S戦闘機(jī)よりも、性能がやや劣るという。

記事によると、これまで、ミャンマー空軍は少數(shù)のMiG-29戦闘機(jī)と多數(shù)のJ-7（殲7）戦闘機(jī)を運(yùn)用してきた。いわゆる、戦闘機(jī)のハイローミックスで、高性能だが高価な戦闘機(jī)と、安価だが性能は「それなり」の戦闘機(jī)を組み合わせて運(yùn)用することで、戦闘機(jī)部隊全體としてのレベルを維持すると同時に、費(fèi)用対効果を向上させる考えだ。

記事は、ミャンマーは重戦闘機(jī)としてのSu-30SMEと軽戦闘機(jī)としてのJF-17Mを組み合わせることで、伝統(tǒng)的なハイローミックスを継続するとの見方を示した。記事は東南アジア國家の航空兵力の狀況として、経済面での制約があるので保有機(jī)數(shù)は増やさないが、なるべく精鋭機(jī)を入手しようという狀況が一般的になっていると解説した。（翻訳?編集/如月隼人）