2013年3月22日、中國(guó)浙江省公安庁はこのほど、重大な交通ルール違反行為8項(xiàng)目に対する処罰の厳格化を今月1日から実施して以來、全省で処罰の対象となった違反行為は約11萬件に上り、うち「中國(guó)式道路橫斷」と呼ばれる信號(hào)無視は8232件だったと発表した。北京晨報(bào)が伝えた。

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浙江省は「都市交通の渋滯緩和」を「2013年市民のための公益事業(yè)」の最優(yōu)先課題に據(jù)え、歩行者の信號(hào)無視?飲酒運(yùn)転?違法駐車など交通秩序を亂す違反行為8項(xiàng)目を、課題解決に向けた取り締まり強(qiáng)化ターゲット第一弾に定めた。省公安庁は3月1日から、「2013年第一弾」として8項(xiàng)目の違反行為に対する処罰厳格化を省內(nèi)で一斉に実施している。

今回の処罰厳格化のうち、最大の論議の的となったのは、「自転車の信號(hào)無視」および「橫斷歩道以外の場(chǎng)所での歩行者の道路橫斷」の2點(diǎn)だった。省公安庁の今月21日付通達(dá)によると、処罰厳格化が実施されてから20日経過した時(shí)點(diǎn)で、「自転車の信號(hào)無視」による処罰は8283件、「橫斷歩道以外の場(chǎng)所での歩行者の道路橫斷」による処罰は1622件に、それぞれ達(dá)した。

2012年から「赤信號(hào)、みんなで渡れば怖くない」あるいは「赤信號(hào)?青信號(hào)おかまいなし」という「中國(guó)式道路橫斷」をめぐり、世論で熱い議論が交わされているが、それをいかに取り締まるかについては、各大都市が頭を抱える難問となっている。浙江省は今回、「交通警察官の目の前で、歩行者が信號(hào)を無視して道路を橫斷した、あるいは橫斷歩道のない場(chǎng)所で道路を橫斷した場(chǎng)合、5元から20元（約76円から306円）の罰金を科す」という規(guī)定を設(shè)け、大量の警察官を投入し取り締まりに當(dāng)たった。その範(fàn)囲の大きさと処罰の厳しさは、全國(guó)でも類を見ない。

厳しい管理監(jiān)督のもとで、多くの歩行者が規(guī)則を守り始めた。だが、一部の歩行者は、不満を示している。なかには、違反して処罰対象となった歩行者が、交通警察官に暴力をふるう、あるいは警察官をののしる事件まで起こり、行政拘留処分となった人もいる。

専門家は、「このようなやり方は、確かに最初は効果的であろう。しかし、その効果が続くかどうか、膨大な數(shù)の歩行者を取り締まるのに十分な數(shù)の警察官を交通警察が擁しているのかどうか、歩行者がこれまでの習(xí)慣を変えよういう自覚や意志をもっているかどうか、といったさまざまな問題が、今後解決すべき課題として殘されている」と指摘した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/內(nèi)山）