2013年3月20日、米紙ニューヨーク?タイムズによると、中國で博物館の建築ブームが起きている。11年だけで大小合わせて390カ所の博物館が新規(guī)オープンした。22日付で環(huán)球時報が伝えた。

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中國では、歴史や民族、科學、蕓術(shù)、娯楽を一體化させた多目的博物館が多く、蕓術(shù)品に特化した美術(shù)館というのは比較的新しい概念である。その影響で、現(xiàn)代美術(shù)館は最近まですべて民間によるものであり、その実態(tài)は企業(yè)やコレクターが収集品を見せびらかす場所になっていた。

一方で、遅まきながら政府も美術(shù)品保護の重要性に目覚め、上海では昨年、中國本土で初の公立現(xiàn)代美術(shù)博物館「上海當代蕓術(shù)博物館」がオープンした。同日、同じく上海で、中國最大の新蕓術(shù)博物館を売りにする「中華蕓術(shù)宮」が華々しくオープンするなど、上海にはこれ以外にも大小各博物館が大量に存在している。また、北京では昨年、世界最大の建築面積を誇る博物館「中國國家博物館」が改修された。

しかし、箱モノの建設(shè)と価値ある蕓術(shù)作品の保護や収集は一律に論じることはできない。価値の理解できない行政の監(jiān)督下で、大きければ大きいほど良いという路線に乗って、建物の規(guī)模だけがやみくもに大きくなるのをいかに防止するのか？また、民間の博物館で作品の収集に名を借りた企業(yè)や個人の実力の見せびらかしをいかに防止するのか？中國はわれわれに、これまで想像したこともなかったような問題を投げかけている。（翻訳?編集/HA）