高齢化が加速する日本、なぜ孤獨死が社會の難題に?―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2019年5月5日(日) 5時0分

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日本では高齢者が増加し、高齢化が加速している。國立社會保障?人口問題研究所の將來推計によると、2040年までに、世帯主が65歳以上の「高齢世帯」や「一人暮らしの高齢者」の割合が大幅に増加するとしている。資料寫真。

日本では高齢者が増加し、高齢化が加速している。國立社會保障?人口問題研究所の將來推計によると、2040年までに、世帯主が65歳以上の「高齢世帯」や「一人暮らしの高齢者」の割合が大幅に増加するとしている。そして、「孤獨死」が日本社會を最も悩ませる難題の一つとなっている。

同研究所は、2040年には日本の全世帯數(shù)は2015年の5433萬世帯から5075萬世帯まで減少し、うち、世帯主が65歳以上の「高齢世帯」が占める割合が2015年の36%から2040年には44.2%に上昇すると推計している。また、一人暮らしをする65歳以上の高齢者は22.9%に増加し、割合が最も高い東京を見ると約30%に迫ると予想されている。

世話をする人が誰もいない一人暮らしの高齢者への支援が、今後の日本社會が直面する難題の一つだ。

政策研究大學院大學政策研究院の名譽教授の松谷明彥氏は、「高齢者の社會福祉や社會保障を支える若者が急減しているため、稅收や保険料などによって成り立っていた社會保障には限界が來るだろう。家族や親せきがいない高齢者を支援するために、地域、コミュニティーごとに、新型の相互サポートメカニズムを構(gòu)築することが必要だと思う」と指摘する。

高齢化が深刻化するにつれて、日本では高齢者が「孤獨死」するケースが増えている。高齢者だけでなく、晩婚化、中年男女の離婚増加などを背景に、40、50歳の一人暮らしの人が「孤獨死」するケースまで生じている。日本には、孤獨死専門の清掃業(yè)者もあり、孤獨死が起きた家は部屋內(nèi)がごみだらけというケースが多いという。

清掃業(yè)者は防護服に防護マスクという完全防備で清掃現(xiàn)場に入る必要がある。

清掃は一般清掃と特殊清掃がある。一般清掃では家庭用ごみや家具などを片付け、特殊清掃では、死體から流れ出た體液の処理や消臭作業(yè)を行う。経験のある業(yè)者ならその匂いで死者の特徴が分かるという。

また業(yè)者によると、性別や年齢、體型などで、分泌される體液が全然違うとしている。例えば、亡くなった人が多分體型がそんなに大きくない人だと推測する手がかりとしては、體型が大きい人は脂肪が多く、脂肪というのは脂分のため、人が死ぬと脂分が出てきて、それがしみ込むことになり、車のオイルを交換する時に、古いオイルが地面にしみ込んだ感じになるので、その大きさで判斷できるというのだ。

統(tǒng)計によると、日本は現(xiàn)在世界において高齢化が最も深刻な國だ。少子高齢化による人手不足を解決するために、日本は現(xiàn)在、就労ビザの要件を緩和し、海外から人材を集めようと躍起になっている。

一方で、そのような社會問題は日本だけでなく、世界中に広がっている。英國放送協(xié)會(BBC)の報道によると、2018年末の時點で、世界の65歳以上の高齢者の數(shù)は7億500萬人であるの対して、0‐4歳の子供の數(shù)は6億8000萬人で、65歳以上の高齢者數(shù)が史上初めて5歳以下の子供の數(shù)を上回った。

世界銀行の統(tǒng)計によると、ここ60年間、特に2000年以降、世界的に高齢化が加速している。1960年の世界における65歳以上の高齢者が全人口に占める割合は4.97%だったのが、2000年には6.89%と、40年間で1.92%上昇したのに対して、2019年にはその割合が9%に達し、わずか19年間で2.11%も上昇した。

では、なぜ世界的に高齢化が進んでいるのだろう?60年代、世界の合計特殊出生率(女性1人が生涯に出産する子どもの平均數(shù))は5に近かったものの、今は2.4にまで低下している。國連は今後も引き続き出生率が低下すると予想している。また、醫(yī)療水準の向上により、人々の平均壽命が延びている。1960年の世界の人々の平均壽命は52.6歳に過ぎず、今は72.3歳に伸び、2030年には74.3歳にまで伸びると予想されている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/KN)

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