中國(guó)メディアの新浪網(wǎng)は2019年4月28日付で、米國(guó)のAH-64アパッチ武裝ヘリコプターを極めて高く評(píng)価する解説記事を掲載した。中國(guó)製の武裝ヘリは、さまざまな點(diǎn)で劣っていると認(rèn)めた。

記事は冒頭部分で、米空軍の強(qiáng)大さについては、だれもがF(xiàn)-15とF-22を知っていると論じた。さらに「これらの機(jī)種が出てくれば、他の機(jī)種にはほとんどチャンスがなく、敵を絶望させる戦闘機(jī)だ」と主張した。

F-15とF-22それぞれを同世代の他の機(jī)種と比較したと思われるが、1976年に登場(chǎng)したF-15はともかく、中國(guó)もJ-20（殲-20）戦闘機(jī)を登場(chǎng)させた昨今、同世代機(jī)と言えるF-22をこれだけ中國(guó)メディアが絶賛するのは異例だ。

また、米空母にも觸れ、「どんなところでトラブルがあっても、空母が向かえばすぐに撃滅できる」と論じた。

さらに記事は続けて、米國(guó)陸軍は低い評(píng)価しか與えられていないと主張。理由としてはゲリラ部隊(duì)を相手に、十?dāng)?shù)年も勝利できていないと論じた。ただし、米陸軍に対する評(píng)価とM1戦車とアパッチ武裝ヘリへの評(píng)価は別物で、現(xiàn)在に至ってもM1戦車は世界最強(qiáng)であり、アパッチは天下無雙と評(píng)した。

アパッチの優(yōu)秀さについてまず、搭載兵器の多さと多様さを挙げた。また「ロシア人がツングースカ対空砲?ミサイルシステムを開発し、トール野戦防空システムを?qū)毪筏皮长趣?、アパッチにとっていったんは脅威になった」と紹介した上で、米國(guó)は発射した後に自動(dòng)的に目標(biāo)に向かって飛び命中させることのできるミサイルシステムを開発したので、アパッチは著弾を待たずに退避できるようになり、ロシア人の武器は失敗に終わったと論じた。

搭乗員のヘルメットに取り付けた裝置で、攻撃対象を見るだけで照準(zhǔn)を合わせられる火器管制システム（IHADSS）については「ロシア人はついに完全に追いつくことができなかった」と説明した。

記事はアパッチについてさらに、「最強(qiáng)のエンジン、最もすごいアビオニクス、最もたくましい生存のための設(shè)計(jì)」と「最」の字が並ぶと絶賛。生存については、米軍はベトナム戦爭(zhēng)時(shí)の戦訓(xùn)を分析し、ヘリコプター搭乗員の死傷の大部分が攻撃による爆発のためでなく、コントロールを失って高速で墜落した衝撃や火災(zāi)発生のためと結(jié)論付けたと紹介。そのため、アパッチには墜落による死傷率の軽減や火災(zāi)の防止のために墜落の衝撃を吸収する座席や墜落には燃料供給を自動(dòng)的に遮斷するなど「多くの天才的設(shè)計(jì)がなされている！」との驚きを示した。

また、アパッチには特殊裝甲や、赤外線追尾式のミサイルの著弾を低減させるために、大量の冷気を排出する仕組みも備えられていると紹介した。

一方、アパッチに比べれて、ロシアの武裝ヘリはアビオニクスが大いに劣り、機(jī)體も鈍重すぎると批判。歐州の武裝ヘリは馬力が小さすぎて、搭載兵器量が大いに見劣りすると論じた。

中國(guó)の武裝ヘリについては、馬力が小さすぎ、防護(hù)が貧弱で、高溫のエンジン排気が排出されるので、（排気ガスの出す赤外線が）直接、相手にとらえられてしまうとして、これらが中國(guó)製武裝ヘリの最大の弱點(diǎn)と論じた。

記事は最後の部分で、アパッチについて「1986年に配備され現(xiàn)在までに33年間が経過したが、アパッチを完全に超えた武裝ヘリは1機(jī)種もない。このことから、米國(guó)人の科學(xué)技術(shù)が多種強(qiáng)大であることを見て取れる」と、米國(guó)の技術(shù)を改めて稱賛した。（翻訳?編集/如月隼人）