2019年4月30日、中國メディアの中國新聞社はモンゴル國で草原火災(zāi)が発生し北西の風(fēng)にあおられ中國領(lǐng)に向け燃え広がっていると報(bào)じた。中國側(cè)は消火隊(duì)を出動(dòng)させ、國境フェンスの內(nèi)側(cè)で懸命の延焼防止作業(yè)を行っている。

【その他の寫真】

火災(zāi)は4月29日に、モンゴル國最東部で発生した。國境の西側(cè)は內(nèi)モンゴル自治區(qū)最北東部のフルンボイル（ホロンバイル）市だ。フルンボイルは行政區(qū)畫としては市と定められているが、総面積約25萬平方キロメートルの多くは草原地帯だ。フルンボイル草原は、內(nèi)モンゴルでももっともすばらしい草原の一つとされている。

中國新聞社によると、火は北西の強(qiáng)い風(fēng)にあおられ中國-モンゴル國の通関所があるアルハシャトに向けて燃え広がってきた。モンゴル國側(cè)の狀況は詳しく伝えられていないが、國境の向こうにはハビルガという名の街がある。

中國側(cè)の消防隊(duì)が國境のフェンス地帯に出動(dòng)して消火に當(dāng)たっている。ただし、越境はできないので、あくまでも中國領(lǐng)內(nèi)での延焼を食い止める作業(yè)という。

なお、記事は特に觸れていないが、草原での生活に詳しいモンゴル人によると、草原火災(zāi)でも多くの場合には草の根は生き殘るので、火が消えて雨に恵まれれば草が改めて芽吹くことが多い。ただし、火災(zāi)が燃え広がれば牧畜民や家畜が巻き込まれ、街にも燃え広がる恐れが高まる。危険な狀況であることには変わりがない。（翻訳?編集/如月隼人）