中國(guó)でメーデー連休が始まった1日、中華民國(guó)（臺(tái)灣）が実効支配する金門(mén)島には中國(guó)から訪(fǎng)れた人が1日當(dāng)たり過(guò)去最高の延べ9023人に達(dá)した。ただし、禁止されている豚肉や同加工品を持ち込もうとして、通関を認(rèn)められなかった人がいた。臺(tái)灣メディアの中央通訊社が1日付で伝えた。

金門(mén)島は福建省泉州市の沖合い數(shù)キロメートルの位置にある。中國(guó)と臺(tái)灣本島の往來(lái)の解禁である三通（通商、通航、通郵）に先駆けて、中國(guó)との往來(lái)の「小三通」が実現(xiàn)した地でもある。

中央通訊社によると、金門(mén)當(dāng)局は1日の中國(guó)客の受け入れ數(shù)について、2001年1月の「小三通」開(kāi)始以來(lái)最多の延べ9023人だったことを明らかにした。

問(wèn)題も発生した。午前9時(shí)44分著の船便で中國(guó)から到著した男女2人の荷物をX線(xiàn)で検査したところ、中に農(nóng)畜産品らしいものがある影が確認(rèn)できた。2人は否認(rèn)したが、荷物検査を行ったところ、200グラムのハムがあった。

中國(guó)でアフリカ豚コレラが流行し、深刻な被害が発生していることがあり、臺(tái)灣は禁止している豚肉および豚肉加工品の持ち込み阻止に力を入れている。発覚した場(chǎng)合には、所有権の放棄はもちろん、20萬(wàn)臺(tái)灣ドル（約72萬(wàn)円）の罰金を支払わねばならない。

男女2人は、20萬(wàn)臺(tái)灣ドルを支払う能力がないとしたので、午後11時(shí)発の便に乗せて中國(guó)に戻されたという。臺(tái)灣の権益責(zé)任者によると、「小三通」が始まって以來(lái)、肉製品を持ち込もうとして発覚し、罰金が支払えないために入境が認(rèn)められなかったのは3例目という。

中國(guó)でアフリカ豚コレラがまん延していることがあり、臺(tái)灣では中國(guó)人による豚肉や加工品の持ち込みに強(qiáng)い関心が寄せられている。臺(tái)灣への持ち込みだけでなく、日本に持ち込もうとして阻止された例も報(bào)道されている。臺(tái)灣では、食肉加工品だけでなく、持ち込みが禁止されている野菜や果物類(lèi)を持ち込もうとする事例も後を絶たないという。

検疫場(chǎng)所で所有権が放棄された食品類(lèi)は、設(shè)置させられた「込み箱」に捨てられ臺(tái)灣當(dāng)局の関係者が処理、処分する。これまで報(bào)道された記事について「スーパーだと思ったら、稅関だったのか」「生物化學(xué)兵器だと疑う合理的な理由がある」「宣戦布告なしの生物化學(xué)戦爭(zhēng)だな」などの書(shū)き込みが多く寄せられたこともある。（翻訳?編集/如月隼人）