前國連事務(wù)総長で、韓國政府の大気汚染対策組織の委員長を務(wù)める潘基文（パン?ギムン）氏は2日、21世紀(jì)韓中交流協(xié)會などがソウルで開いたセミナーで中國の汚染対策を高く評価した。中國メディアの観察者網(wǎng)が2日付で伝えた。

潘氏は「スモッグ問題の解決は國家的な目標(biāo)であり、官民、政黨にかかわらず積極的に関與すべき」「政府の各方面における支援には限りがあるため、政府の力だけで問題を解決することは困難」との考えを示し、中國の取った措置とこれまでの成果について「近年、中國は古い車両の淘汰、深刻な環(huán)境汚染を引き起こす工場の閉鎖などを通じてスモッグ問題を積極的に改善してきた。（自身の）中國訪問中、空はずっと晴れわたり、中國の汚染物質(zhì)排出削減の効果を感じ取った」などと語った。

潘氏はその上で、「韓國の成果は中國に遠(yuǎn)く及ばない。韓國政府にはさらなる努力が必要であり、企業(yè)、國民の積極的な協(xié)力も欠かせない」と指摘。「中國のスモッグ対策の経験を參考に韓國の國情に適した解決策を打ち出すべき」とし、質(zhì)疑応答の場面では一部韓國メディアが用いる「スモッグは中國から」との表現(xiàn)について「このような刺激的な表現(xiàn)は國民を誤導(dǎo)してしまう。韓國と中國は離れられない隣人であり、相互理解、共同発展こそが正道だ」と述べた。（翻訳?編集/野谷）