令和時代がスタートした日本、日中関係はどこへ向かうのか―中國紙

Record China    2019年5月4日(土) 11時0分

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2日、人民日報は、「令和時代がスタートした日本、日中関係はどこへ向かうのか」と題する記事を掲載した。資料寫真。

2019年5月2日、人民日報は、「令和時代がスタートした日本、日中関係はどこへ向かうのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、「中國と日本はそれぞれ世界第2、第3の経済體。ともに世界全體に影響を及ぼす重要な役割を果たす」と述べ、「令和時代を迎えた日本がいかに歴史を鑑(かがみ)として敏感な問題を適切に処理し、日中関係をより良く発展させるかは、日中両國が共に直面する重大な課題だ」と指摘する。

そして、「新元號『令和』は中國の古典ではなく、日本の『萬葉集』が典拠。しかし、『萬葉集』と中國の古典文化には斷つことのできない関係があり、これは『脫中國』を意味しない」とし、「今日における日中の経済、人、文化的なつながりは深い。どちらか一方がわざわざ脫中國、脫日本などとする必要はない」と主張。天皇陛下の皇太子時代の発言などを取り上げ、「令和の時代、天皇は引き続き平和を守る」とも述べた。

記事はまた、安倍晉三首相の「アベノミクス」について、「一定の成果を挙げたが、日本各界の事前の期待とは小さくない距離がある。日本は內(nèi)政、外交で厳しい課題に直面しており、安倍氏は外交上の突破によって國民の支持を得たいと切望している」とし、「安倍氏から見ると、日本の外交分野には3つの重要な2國間関係が存在する。日米関係は良好な狀態(tài)にあり、それ以上の『突破』は難しい。日露関係は北方領(lǐng)土問題によって実質(zhì)的な改善が遅れている。日中関係だけが不斷の努力によって『政冷経熱』から『政熱経熱』へと迅速に変えられるのだ」と説明?,F(xiàn)在の日中関係については「安倍政権は中國に好意的なシグナルを頻繁に発している。関係改善は進(jìn)んだが、ピークには達(dá)していない」と評価した。

記事は、「19年は中國が建國70周年を迎える。日本は新天皇が即位した。雙方の共同努力のもと、日中関係にはさらなる高みが期待される」と続け、安倍首相が今年2月の春節(jié)(舊正月)時に「大家過年好」(どうぞ、良いお年を)と中國語であいさつするビデオメッセージを発表したことや、先月の中國海軍創(chuàng)設(shè)70周年の記念行事に日本の護(hù)衛(wèi)艦「すずつき」が參加したことなどを紹介。その一方で、「関係改善の形跡はあるが、敏感で爭論のある問題、特に尖閣問題においては依然、激しく対立している」とし、最後は「日中両國は引っ越すことのできない隣人であり、世界に影響を與える大國だ。良好な日中関係は両國の人々に幸福をもたらすだけでなく、世界の幸せにつながる。両國には2000年以上の文化交流の歴史があり、戦時を除いては友好な往來があった。新時代の日中関係がさらなる高みに進(jìn)むと信じられる理由がある」と締めくくった。(翻訳?編集/野谷

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