中國(guó)海軍とロシア海軍による合同軍事演習(xí)の「海上協(xié)力2019」が1日に始まった。ロシアメディアのスプートニクが2019年5月3日付で報(bào)じ、中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)も4日付で、スプートニクの記事を引用しながら報(bào)じた。同合同演習(xí)では、仮想敵の潛水艦の「撃沈」に成功したという。

ロシア海軍は同演習(xí)に同國(guó)太平洋艦隊(duì)旗艦のミサイル巡洋艦「ヴァリャーグ」や対潛艦、コルベット、上陸用舟艇、救助船などを參加させた。中國(guó)海軍はミサイル駆逐艦の「ハルビン」や「長(zhǎng)春」、ミサイル護(hù)衛(wèi)艦の「蕪湖」「邯鄲」、救助船「山東」などを參加させた。

雙方は黃海海域で、潛水艦からの救助演習(xí)や、対潛水艦兵器や反魚(yú)雷裝置を使っての仮想敵とした潛水艦の攻撃演習(xí)を?qū)g施した。潛水艦攻撃に、ロシア側(cè)は陸上基地から発進(jìn)したTu-143対潛哨戒機(jī)2機(jī)、艦載の対潛用のKa-27ヘリ2機(jī)を使用。中國(guó)側(cè)はU-8（運(yùn)-8）対潛哨戒機(jī)とヘリコプター3機(jī)を使用した。仮想敵としては、ロシアと中國(guó)がそれぞれ、潛水艦を投入した。記事ははっきりと紹介していないが、中國(guó)側(cè)はロシアの潛水艦を、ロシア側(cè)は中國(guó)の潛水艦を仮想敵にしたと思われる。スプートニクは、「雙方が仮想敵潛水艦を撃沈」と紹介した。

黃海海域で対潛水艦演習(xí)を?qū)g施したとすれば、仮想敵としては海上自衛(wèi)隊(duì)、米海軍、さらに臺(tái)灣海軍に所屬する潛水艦が考えられる。軍備や軍事演習(xí)はあらゆる可能性を考えて実施するものなので特定の國(guó)の軍艦を仮想敵にするにしても具體的行動(dòng)に向けた準(zhǔn)備とは言えないが、どの國(guó)の潛水艦を「特に想定」しているのかは、気になるところだ。（翻訳?編集/如月隼人）