2013年3月27日、人民日?qǐng)?bào)海外版コラム?望海樓は、同紙?zhí)丶s論説員で國(guó)際問題専門家の秦宏（チン?ホン）氏がBRICS （ブラジル、ロシア、インド、中國(guó)、南アフリカ）について書いた文章を掲載した。

【その他の寫真】

BRICSは2001年にゴールドマン?サックスが経済學(xué)上の重要な概念として初めて提唱した。2003年のゴールドマン?サックスの報(bào)告書は、2050年にはBRICSが世界経済の指導(dǎo)的地位に立つと予言した?，F(xiàn)在の事実は、この予測(cè)が余りにも控え目であったことを証明している。

世界全體のGDP（國(guó)內(nèi)総生産）に占めるBRICSの割合は12年前の3．5倍に増え、5分の1以上を占めるにいたった。貿(mào)易規(guī)模は3．2倍に増え、世界全體の6分の1を占めるにいたった。國(guó)際通貨基金（IMF）はBRICSのGDPは今年米國(guó)と肩を並べると予測(cè)している。12年前には米國(guó)の27％に過ぎなかった。

BRICS全體の臺(tái)頭は世界の発展を力強(qiáng)く促した。今世紀(jì)初頭の10年間でBRICSの平均成長(zhǎng)率は8％を越えた。これは先進(jìn)國(guó)の平均成長(zhǎng)率2．6％を大幅に上回り、世界平均の4．1％も上回っている。世界金融危機(jī)発生後、BRICSは見事なパフォーマンスを見せ、世界経済の再生を促す重要なパワーとなった。IMFの統(tǒng)計(jì)によると、ここ3年間の世界経済の成長(zhǎng)に対するBRICSの貢獻(xiàn)率はそれぞれ40％、34％、79％に達(dá)した。

経済力の高まりによって國(guó)際的影響力も急速に高まった。BRICSはいずれもG20のメンバーとなった。IMF改革後、BRICSのクオータは重大な問題の採(cǎi)決において拒否権を持つ15％に近づいた。特にBRICS協(xié)力體制の確立によって、BRICSは國(guó)際問題で行動(dòng)を協(xié)調(diào)し、対外的に共同の聲を発するための重要なプラットフォームを得た。BRICSはすでに公正で理に適った國(guó)際政治?経済の新秩序を確立するうえで軽視できない重要なパワーとなっている。

先般、BRICSの経済発展?協(xié)力過程にいくつかの問題が生じ、國(guó)際世論からもBRICSは「色褪せる」のではないか、協(xié)力を維持できないのではないかといったネガティブな憶測(cè)が多く上がった。だが物事の発展には昔から起伏があるものだ。段階ごとに成果もあれば、試練もある。ロシアは産業(yè)構(gòu)造が単一的で、市場(chǎng)化の水準(zhǔn)が高くない。インドはサービス業(yè)に過度に依存し、工業(yè)化の水準(zhǔn)が高くない。ブラジルと南アフリカは所得分配問題が先鋭化し、天然資源に過度に依存している。中國(guó)は國(guó)家の発展モデルの重要な転換に直面している。その上BRICSは歴史、文化、発展水準(zhǔn)が様々で、利益上の訴えも當(dāng)然全てが同じとはいかない。このためBRICSが経済発展においていくつかの調(diào)整が生じ、協(xié)調(diào)においていくつかの溝が生じることは避けがたいことであるが、これらは成長(zhǎng)過程の悩みに過ぎない。

世界の潮流は蕩々たるものだ。長(zhǎng)期的視點(diǎn)からBRICSを見る時(shí)、われわれはBRICSが気運(yùn)に乗じて生まれた、勢(shì)いに乗じて成長(zhǎng)するものであり、將來性に疑いの余地はないことを知る。BRICSは國(guó)土面積で世界全體の26％、人口で42％を占める。経済構(gòu)造は実體経済を柱とし、工業(yè)化と都市化が勢(shì)いよく進(jìn)行しており、內(nèi)需の成長(zhǎng)は力強(qiáng)い。世界経済の発展においてBRICSが重要な役割を発揮しない理由はない。世界の工場(chǎng)である中國(guó)、世界のガソリンスタンドであるロシア、世界のオフィスであるインド、世界の原料基地であるブラジル、アフリカの橋頭堡（きょうとうほ）である南アフリカは補(bǔ)完性が強(qiáng)く、長(zhǎng)所を取り入れ短所を補(bǔ)い、有無相通じることをしない理由はない。公正で理に適った國(guó)際政治?経済の新秩序の確立がすでに新興國(guó)と途上國(guó)の一致した訴えとなっているという大きな背景の下、新興國(guó)と途上國(guó)の一員かつ代表として、BRICSは必ずや協(xié)力を強(qiáng)化し、新興國(guó)と途上國(guó)のために國(guó)際社會(huì)における一層の発言権と決定権を勝ち取る。

BRICSという概念を初めて提唱したゴールドマン?サックスの元チーフエコノミスト、オニール氏はBRICSの地位と役割について「BRICSの基調(diào)がこの時(shí)代の基調(diào)だ」と説明した。

第5回BRICS首脳會(huì)議が南アフリカ?ダーバンで盛大に行われている。各國(guó)は政治、経済、金融、貿(mào)易、発展など各分野で全方位的な協(xié)調(diào)と実務(wù)的協(xié)力を繰り広げる。BRICS首脳はアフリカ首脳との対話も行う。BRICSとアフリカという希望に満ちた大陸との協(xié)力は日増しに緊密化する。BRICSの発展は平和?発展、協(xié)力という時(shí)代の潮流に沿ったものであり、強(qiáng)大な生命力を持つと言える。BRICSの未來は夢(mèng)ではなく、現(xiàn)実だ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/內(nèi)山）