2019年9月17日、環(huán)球時報は米メディアの報道を引用し、「中國の地球溫暖化への対応は多くの人の想像を上回る」とする記事を掲載した。

記事は、気候変動の問題について、「中國は世界最大の二酸化炭素排出國で、しかも石炭火力発電所の新規(guī)建設(shè)を続けている」という非難の聲があることを紹介。その上で、「しかし中國は予定より10年早く排出削減目標(biāo)を達成できるかもしれない」と指摘した。

記事によると、歴史的に見て、米國の人口は中國の4分の1に過ぎないが、二酸化炭素排出の総量は中國の2倍に達するという。記事は「今、中國の二酸化炭素排出量は世界で最も多いが、中國が世界人口の18％を占め、米國に次ぐ世界第2の経済體であること、世界の國內(nèi)総生産（GDP）の15％を中國が占めていることを忘れるべきではない」と論じた。

そして、「一人當(dāng)たりの平均とGDPの方面から排出量を考えると、中國は地球溫暖化をもたらす筆頭國とは言えず、単に今の排出量が世界で最も多いというだけだ」と指摘。中國は、「水力発電、風(fēng)力発電、太陽光発電、原子力発電による発電量が世界で最も多い」ことや、「17年に再生可能エネルギーへの投入が米國の3倍に達した」こと、「高圧直流送電設(shè)備をどの國よりも多く建設(shè)し、効率的に都市へ電気を送っている」ことなどを説明した。

さらに「中國には40萬臺以上の電動バスがあり、毎日27萬バレルの石油を節(jié)約できている」ことを紹介し、他國の保有臺數(shù)と大きな開きがあることを指摘した。

また、「中國人消費者が購入する電気自動車の臺數(shù)は世界の半分を占め、3萬キロに及ぶ高速鉄道があって、しかもこの先3萬8000キロにまで伸ばす計畫」と紹介。歐州の高速鉄道は中國の3分の1に過ぎず、米國とカナダはほぼゼロだと違いを強調(diào)した。さらに、1990年以降、中國は約380億本の樹木を植樹しており、その面積はフランス1國分に相當(dāng)すると伝えた。

最後に記事は、「中國の溫暖化に対する対応は多くの人が考えていることと異なっており、むしろ他の國は中國の対応からよく學(xué)ぶべきである」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）