2013年3月28日、人民日報は現(xiàn)在中國國內(nèi)でダブルスタンダードなど何かと取り沙汰されている米アップル社を痛烈に批判する記事を掲載した。以下はその內(nèi)容。

【その他の寫真】

米國のアップル社はこれまでずっと中國で成功物語としてとらえられ、スティーブ?ジョブズの伝説がイノベーションの模範(fàn)となってきた。だが最近はこの成功物語が駄作へと変わりそうな勢いだ。中國の消費者を無視する、アフターサービスで差別的な対応をする、脫稅の疑いがある、誤りを指摘されても絶対に認(rèn)めない……。それでいて「消費者の皆様に比類なきユーザー體験を提供いたします」などと言っている。

アップルは米國やその他の一連の國ではそれほど傲慢でないのに、中國で「比類のない」威張り方をするのはなぜなのだろうか。理屈からいえば、中國市場はアップルにとって「ドル箱」であり、中國市場がアップルの立派な業(yè)績を支えているといえる。ある報告によると、中國はアップルにとって世界で最も急速に成長する市場であり、さきの四半期には小売を含む中國での売上高は73億ドル（約6900億円）に達(dá)した。また、アップルの2012年12月の収入のうち、中國が34％を占め、米國の割合を上回った。では、これほど傲慢に振る舞う根拠はどこにあるのだろうか。

一方では西側(cè)の人々に伝統(tǒng)的にある優(yōu)越感が災(zāi)いしていると考えられる。発展途上にある東洋の古い國に、われわれはハイテク技術(shù)で奉仕してやっているのであり、われわれと同じアフターサービスを受けることなど望むべくもない、といった感じだ。もう一方では利益を追うという資本の本來の性質(zhì)が同社を狂わせたと考えられる。中國の消費者に悪いことをしても、何のリスクもなく、かえってコストを引き下げられるとすれば、やらない手はない、といった感じだ。

アップルだけではない。中國の消費者は西側(cè)のいわゆる名門企業(yè)の橫柄さに直面して、しばしば無力感を感じている。名門企業(yè)が中國に進(jìn)出すると當(dāng)たり前のようにルールを設(shè)定し、「店が大きくなって客をだます特権」を十二分に享受するようになる。中國の労働者や消費者は名門企業(yè)のひどい仕打ちに黙って耐えるしかなく、やり返すことなどあり得ない。かつて中國が崇拝して止まなかった西側(cè)流の市場を信頼するという原則、消費者に対する善意、顧客の損失に対する巨額の賠償といった広く伝わる「伝説」も、所を変えるとこれほど違う顔をみせるのはなぜだろうか。かつて中國の市場は信頼できないとあざ笑った西側(cè)大手自身の信頼が、これほど軽いものであるのはなぜなのだろう。

カギは、中國の消費者のよりどころがなにか、中國にアップルに対抗できる武器があるか、というところにある。

東側(cè)の企業(yè)であれ西側(cè)の企業(yè)であれ、まったくの慈善活動家でないことは確かであり、道徳的な高みに立って人をぬかずかせることはできない。中國の消費者が受けるべき権利を保護(hù)したいと考えるなら、監(jiān)督管理を強(qiáng)化するしか方法はない。消費者に害を與えた場合は高い代償を支払わせるようにしなければ、大人しく言うことをきくようにはならない。

この監(jiān)督管理には2つの側(cè)面がある。1つは法律と政策、もう1つは市場の監(jiān)督管理メカニズムだ?，F(xiàn)在、中國の監(jiān)督管理にはいくつもの隙間があることは確かだ。オオカミはヒツジの群に飛び込み、ヒツジにかみつき、「神様」にかみつきながら無辜を裝うものだ。ここから、企業(yè)に対する監(jiān)督管理をおろそかにすれば、ヒツジに逃げられて柵を補修するような受け身の対応に陥ることは避けられないとわかる。

もちろん根本的にいえば、信頼という原則が最も基本的な商業(yè)道徳であり、市場経済の基礎(chǔ)であり、企業(yè)の生き殘りや発展の最低線であることは変わらない。企業(yè)にはそれぞれいろいろな事情があることは確かだが、それでもこの基本原則をはみ出すことはない。中國の消費者の愛情と忍耐に挑戦しようとするなら、ひどい態(tài)度を取り続けようとするなら、どんなに隆盛を誇った企業(yè)も、どんなに強(qiáng)いカードも、ピークを越えて衰退する日を迎えることになる。中國は家の戸を固くして、法律に基づいて自分の権利を守らなければならない。この點で中國の任務(wù)は重く、道のりは遠(yuǎn)いといえる。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/內(nèi)山）