2013年3月28日、中國(guó)で修士課程入學(xué)試験を受ける學(xué)生の數(shù)は、20年間で15倍増、10年間で倍増するなど急増し、9年連続で100萬人を超えている。今年は2次試験を受けるために必要な1次試験の最低ボーダーラインが今月26日に発表。受験生は過去最高の180萬人に達(dá)した。しかし、専門家は、「大學(xué)院生が増加し続けると、學(xué)生の質(zhì)が低下し、深刻な結(jié)果を招く可能性がある」と指摘している。新快報(bào)が伝えた。

【その他の寫真】

■9年連続で受験生100萬人超

中國(guó)で大學(xué)院生の募集規(guī)模が拡大され始めたのは、まだアジア金融危機(jī)の余波が殘っていた1999年にまで遡る。當(dāng)時(shí)、就職難を少しでも緩和するため、同策が講じられたのだ。しかし、その場(chǎng)しのぎ的な方法に過ぎず、抜本的解決には至らなかった。就職難は緩和された代わりに、同試験を受ける學(xué)生が爆発的に増加してしまった。

実際には修士課程入學(xué)試験を受ける學(xué)生數(shù)は11萬4000人だった1994年以來、年々増加し、次々に過去最高數(shù)を記録。2013年には、1994年比15倍増の180萬人に達(dá)した。だからと言って、入學(xué)のハードルが下げられたわけではない。1996?2001年の期間は最も競(jìng)爭(zhēng)が激しく、受験生計(jì)189萬人のうち、合格となったのはわずか46萬4000人。倍率4倍の計(jì)算だ。一方、現(xiàn)在も3倍と依然として高い倍率となっている。

■大學(xué)院卒業(yè)生の就職率が大學(xué)卒業(yè)生を下回る

「大學(xué)4年生の時(shí)に、修士課程入學(xué)試験を受けないなら毎日が正月みたいなもの」。中國(guó)の大學(xué)で昔から語られてきた言葉だ。中國(guó)では、一體なぜ同試験がここまで重要視されるようになったのだろう？募集規(guī)模を拡大し続けるなら、大學(xué)院生に悪影響を及ぼす可能性はないのだろうか？

広東省広州市にある華南師範(fàn)大學(xué)公共管理學(xué)院の王建軍（ワン?ジエンジュン）教授は、「就職活動(dòng)を有利に進(jìn)めたいというのが、學(xué)生が同試験を受ける主因で、國(guó)の卒業(yè)生の資質(zhì)に対する要求が高まっていることも原因の1つ」と指摘している。

一方、民間非営利団體「21世紀(jì)教育研究院」の熊丙奇（シオン?ビンチー）副院長(zhǎng)は、「大學(xué)院生教育は膨れる一方のバブル狀態(tài)になっている。2005年より、修士課程の受験者數(shù)は過去最高を記録し続けているのに対し、卒業(yè)後の就職率は下降を続けている。2010年と2011年に至っては、大學(xué)院卒業(yè)生の就職率が4年制大學(xué)の卒業(yè)生より低いという狀況さえ起こった」と指摘する。

■受験生180萬人にもいろいろな理由

（1）就職逃避型

広東省広州市の華南理工大學(xué)ソフトウェア學(xué)院の呉（ウー）さんは、大學(xué)に通うようになって以來、オンラインゲームにはまり、學(xué)業(yè)の成績(jī)は低空飛行だったといい、「2流の會(huì)社では働きたくないし、かといって1流企業(yè)は相手にしてくれない。修士課程入學(xué)試験を受ける道しか殘っていない」と受験の理由を語る。

（2）エリート志向型

広州市の華農(nóng)経済管理學(xué)院で金融を?qū)煿イ工?年生の盧（ルー）さんは、1年生の時(shí)から修士課程受験を決めているといい、「両親とも大學(xué)院を卒業(yè)している。1回目で受からなくても、合格するまで続ける」とやる気満々。すでに、受験の準(zhǔn)備を始めている。

（3）有名大學(xué)志望型

「この大學(xué)に入學(xué)するとは夢(mèng)にも思っていなかった」。こう語るのは、広東外語外貿(mào)大學(xué)で監(jiān)査を?qū)煿イ工?年生の李（リー）さんで、全國(guó)大學(xué)統(tǒng)一入試の成績(jī)が思わしくなかったことをずっと後悔しているという。そのため、大學(xué)に入ってからずっと修士課程に思いを集中させているといい、「有名大學(xué)に入るという夢(mèng)をかなえるためなら、どんな犠牲も問わない」と決意を語る。

（4）専攻を変えたい型

大學(xué)で學(xué)んだ専攻に満足しておらず、修士課程受験を通じて、さらに意にかなう専攻に変わりたいと願(yuàn)う學(xué)生も多い。結(jié)婚適齢期を過ぎても結(jié)婚できない「剰女」になる可能性があるとしても、この道を選ぶ女子大生もいる。

（5）ミーハー型

「周りが受けるから受けるだけで、合格したらもうけもの」。今年で2回目の受験という広州大學(xué)の陳（チェン）さんの言葉だ。「他の人が受けるから、その波に乗って受けるだけで、合格したらもうけもの、不合格でもなんの損もない」と話している。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/內(nèi)山）