2019年5月6日、環(huán)球網(wǎng)は複數(shù)の臺(tái)灣メディアの記事を引用し、臺(tái)北の士林夜市で中國本土からの旅行客に対する「ぼったくり行為」が頻発していることを伝えた。

記事はまず、「普段、中國本土をおとしめる記事を書く民進(jìn)黨寄りの臺(tái)灣メディアでさえも、この『ぼったくり行為』を『消費(fèi)者を食い物にしている』と批判している」と紹介。その上で、東森新聞網(wǎng)などが4日付で、「SNS上では、士林夜市で中國本土からの客向けにカットフルーツ1袋が1000臺(tái)灣ドル（約3800円）で売られていたと投稿されている」と報(bào)じたことを伝えた。この投稿者は、「この袋の中にはパイナップル、メロンなどがほんの少し入っていただけ」とコメントしているという。

また三立新聞網(wǎng)が、ネットユーザーのコメントを引用し、このような「ぼったくり行為」について「臺(tái)灣の名聲を傷つけ、恥ずかしい」と批判していることを紹介。同紙は、臺(tái)灣の市民が1000臺(tái)灣ドルで売られていたフルーツについて「高くてもせいぜい100元（約380円）ぐらいのもの。やりすぎだ」とコメントしていることを紹介した。

この他、臺(tái)灣のTVBSによると、臺(tái)灣政府は士林夜市の「ぼったくり行為」を調(diào)査し、今年1月に44件を取り締まり、総額5萬2800臺(tái)灣ドル（約20萬円）の罰金を徴収したという。しかしあるネットユーザーからは「44件でこの金額なら、1件當(dāng)たりの罰金はせいぜい1200臺(tái)灣ドル（約4500円）。1000臺(tái)灣ドルのフルーツを2袋売れば済むじゃないか。何の抑圧にもならない」と批判の聲が出ているとした。

一方、SNS上では「この『ぼったくり』を暴露しているのは中國本土の人ではなくて、臺(tái)灣の他の露店の人たち。信ぴょう性については確認(rèn)が必要だ」と、フェイクニュースを疑う発言もあるという。（翻訳?編集/和田）