2019年5月6日、米華字メディア?多維新聞は、「中國へのいら立ちがレベルアップ、中國は本當(dāng)に米國を威嚇しているのか」と題する記事を掲載した。

記事はまず、「ポンペオ米國務(wù)長官のチームの中核メンバーであるスキナー政策立案局長が先日、『米中間のゲームは異なる文明間の闘爭のようだ』と指摘した」とし、同長官の指示の下、ある作業(yè)チームが「完全に異なる文化への対処」を中心概念とする中國戦略の起草を進(jìn)めていると報じられたことを紹介。米國で中國語や中國文化を教える孔子學(xué)院の閉鎖が続いているとも説明した。

そして、「バイデン前副大統(tǒng)領(lǐng)は1日のイベントで『彼ら（中國）はわれわれの競爭相手ではない』と発言したが、中國の復(fù)興に対する米國の一部保守派のいら立ちは確かに高まる傾向を見せている」と続け、中國政治の保守回帰や中國の南シナ海における存在感強(qiáng)化、対外投資による「米國排除」のような効果、5Gや宇宙開発など科學(xué)技術(shù)分野での進(jìn)歩が彼らに不安を與えていると指摘。「こうした不安の中には慎重に向き合う価値のあるものもあれば、自信欠如の表れと言えるものもある」と分析し、「中國の科學(xué)技術(shù)における進(jìn)歩は全人類にメリットをもたらすものであり、米國も利益を享受できる」「米國人の立場からすると、米國が全面的にリードしたいということなのかもしれない。しかし、そのために他國の進(jìn)歩を懸念するというのは正しい態(tài)度ではない」と主張した。

記事はさらに「南シナ海での島の建造は自國領(lǐng)土を守るという正常な活動」「アジア、アフリカ、南米での投資は正常な経済活動。米國もこれらの國々、地域で同じことができる」などと指摘?！钢袊髽I(yè)が世界に出て各國と経済的なつながりを築くことは米國の理念の実踐であり、米國がこれまで歩んで來た道だ。これを理由に米國が中國を非難したり、不安を抱いたりする理由はない」とも訴えた上で、「実際のところ、米中の価値観にそれほど大きな違いはない。意見が分かれるのはやはり政治だ。中國の民主集中制は米國でほとんど認(rèn)められておらず、反対の聲すらあるが、中國の政治體制が米國を本當(dāng)に脅かしているのだろうか」と疑問を投げ掛けた。

記事は「中國は民主集中制を堅(jiān)持する上、経済的な実力は日々高まっている。米國が掲げる民主體制に衝撃を與えたかのように見えるが、実際は違う。米國の成熟した政治體制とは異なり、中國の民主集中制はまだ模索の段階だ。未熟な政治體制が米國の脅威になるだろうか」「中國が民主集中制を現(xiàn)代的で成熟した民主體制にできた場合、それは米國にとっての脅威ではなくチャンスだ。米國は中國の経験を參考に、自國の民主體制の改良が進(jìn)められる」などと論じ、最後は「中國が米國の脅威になることはない。開けた考えを持つ米國人が言うように、中國の発展は米國にとって挑戦というよりチャンスなのだ」と締めくくった。（翻訳?編集/野谷）