米華字メディア?多維新聞は7日、米國(guó)の対中、対日貿(mào)易戦略について「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は投げた網(wǎng)で中國(guó)と日本を一気に捕ることができるか試している」と伝えた。

記事は「米トランプ大統(tǒng)領(lǐng)と米國(guó)貿(mào)易代表事務(wù)局（USTR）は、中國(guó)の劉鶴（リウ?ホー）副首相との會(huì)合2日目に當(dāng)たる今月10日に、中國(guó)からの2000億ドル（約22兆円）分の輸入品に対する関稅を10％から25％に引き上げると相次いで発表した」と説明。その上で「時(shí)を同じくしてトランプ大統(tǒng)領(lǐng)、そして米國(guó)貿(mào)易代表事務(wù)局からの圧力を受けることになるのは日本だ」と指摘した。

トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は6日、ツイッターで「先ほど日本の安倍首相と、北朝鮮問題と貿(mào)易について話し合った。良い対話ができた！」と発言。中國(guó)については「ここ何年間にもわたって米國(guó)は貿(mào)易で6000億～8000億ドル（約66～88兆円）の損失を出しているが、そのうちの5000億ドル（約55兆円）は中國(guó)からだ。悪いがこの先はそうはさせない！」と言及した。

政府関連の微信（WeChat）アカウント?陶然筆記は米國(guó)の対中関稅引き上げを受けて、「ちゃぶ臺(tái)をひっくり返すような素振りを見せて、まだなにか搾り取れるものがないかうかがっているのだろう」とコメント。また、英紙ファイナンシャル?タイムズの先月29日の報(bào)道によると、二國(guó)間貿(mào)易交渉に詳しい人からは「米國(guó)は関稅を引き下げ、協(xié)定が両者にメリットをもたらすようにすべきだ。しかしトランプ大統(tǒng)領(lǐng)はそれどころか鋼鉄とアルミニウムに新たに関稅を課そうとしている。これがトランプ大統(tǒng)領(lǐng)お得意の『ウィン?ウィン交渉』、『米國(guó)が2度勝つ』やり方だ」という意見が出ているという。

記事は、先月26日にトランプ大統(tǒng)領(lǐng)がホワイトハウスで安倍首相と會(huì)談した際に「貿(mào)易交渉を迅速に進(jìn)め、5月下旬の訪日の際には新天皇との間で協(xié)定にサインしたい」と発言したことを受けて、「『トランプ式ウィン?ウィン』の次の標(biāo)的となるのは日本だ」とした。そして、「トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は6月にも2件の貿(mào)易協(xié)定にサインすることになる。6月の28、29日には大阪で今年度の20カ國(guó)?地域（G20）首脳會(huì)議が開催され、そこでは習(xí)近平主席とも會(huì)談する予定だ。中國(guó)がここで譲歩するとは限らない」とまとめた。（翻訳?編集/巖谷）