Record China 2019年5月9日(木) 21時0分
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8日、中國メディア?中國青年網(wǎng)は「當たり屋」のハイテクな新手口を紹介し、読者に注意を呼び掛けた。
中國では車にわざとぶつかるなどして相手に治療費や賠償金を要求する「當たり屋」事件がたびたび起こっている。8日、中國メディア?中國青年網(wǎng)は「當たり屋」のハイテクな新手口を紹介し、読者に注意を呼び掛けた。
昨年12月、広東省恵州市から江西省南寧市に向かっていた王(ワン)さんは、佛山市の広明高速道路を通過中に突然「パン」という音を聞き、クラクションを鳴らす白色のBMWに追い掛けられた。BMWに乗った男ら3人は王さんに停車させ、「車から石が飛んできて窓が割れた」と言いながら割れたフロントガラスを指し示した。その後、男らが見せてきたドライブレコーダーの映像には、実際に王さんの車から石が飛んで來る映像が映っていたという。王さんは「保険を使って対処する」と話したが、男らは「時間が無い」と拒否し、脅しを続けた。面倒を避けようと思った王さんは、言われるがまま6000元(約9萬5000円)を支払ったという。
しかし、これは新たな詐欺の手口だった。先日、中國で逮捕されたあるグループは、小石を飛ばすパチンコと通常のドライブレコーダーの映像をパソコンソフトで加工して、前方の車から小石が飛んできて自分の乗る車の窓が割れるように見える偽のドライブレコーダー映像を作成し、被害者らから金をだまし取っていた。容疑者らは、狙いをつけた車を映した映像を一旦パソコンに送り、加工してから再びデータをドライブレコーダーに戻していたとみられる。容疑者らは高級車に乗り、よその土地から來た車や、乗車人數(shù)の少ない小型車などをターゲットにしていたようだ。記事は、「新しい手口の登場により、『目に見えるものは真実である』という言葉はもはや信頼できなくなった」としている。
2018年末以降、広明高速道路ではこの手口によると思われる「當たり屋」事件が頻発しており、警察は4月18日に広州市、佛山市、茂名市で犯行グループの容疑者ら計10人を逮捕した。記事によると、映像はそれほど巧妙に作られているわけではないが、ドライブレコーダーの畫面は小さく、犯行グループは相手の運転手に詳しく映像を見せないため、多くの被害者は映像を信じて運が悪かったと諦め、賠償金を払ってしまうのだという。逮捕された犯行グループはこれまでに8件の事件を起こし、毎回、數(shù)千~1萬元(1元は約16円)をだまし取っていたという。(翻訳?編集/巖谷)
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