オランダ政府観光局はこのほどまとめた「2030年展望リポート」の中で、「本國(guó)を訪れる観光客數(shù)が多すぎるため、これ以上観光客の誘致をする必要はない」との考えを示した。中國(guó)?環(huán)球時(shí)報(bào)が2019年5月9日付で報(bào)じた。

2018年にオランダを訪れた観光客の數(shù)は1900萬(wàn)人にのぼり、同國(guó)の人口1700萬(wàn)人を上回った。リポートは「今後もこのペースで観光客數(shù)が増えると、2030年には2900萬(wàn)人を突破することになり、受け入れ態(tài)勢(shì)が限界になるだろう」と予測(cè)。「これまでメディアによってオランダの観光業(yè)は十分に宣伝されきた。政府がさらに國(guó)民から集めた稅金を使ってまで誘致をする必要はなくなった。チューリップ畑や風(fēng)車(chē)といった観光地には人が殺到していて、繁忙期には人ごみの誘導(dǎo)が職員の主要な業(yè)務(wù)になってしまっている」と指摘した。

記事によると、同件について英デーリー?メール紙は7日、「オランダ観光局はついに観光客の流入に歯止めをかけようと踏み切った」「今後の焦點(diǎn)は『観光アピール』から『観光客數(shù)の管理』に移る」と報(bào)じた。同紙によると、オランダ政府の役人の中には、「國(guó)はチューリップ畑を踏み荒らしたり、集団で飾り窓地區(qū)を訪れ売春したりして騒ぐような『迷惑な客』ではなく『國(guó)の価値を高める、高品質(zhì)な客』に訪れてもらうよう願(yuàn)っている」と話す人もいるという。

また英インデペンデント紙も同日、オランダ最大の都市である、首都?アムステルダムの16年の旅行者數(shù)が05年の1100萬(wàn)人から1800萬(wàn)人にまで跳ね上がったと紹介し、「以前のままの設(shè)備ではこれ以上多くの旅行客を受け入れることは不可能」と指摘?！竿肖献蚰?、観光客に対する旅行稅の増額を行ったが、今年もさらに引き上げる予定。オランダ観光局はさらに、観光客に知名度の低い地方にも訪れるよう促し、自國(guó)內(nèi)で地域により訪れる観光客數(shù)が大きく異なる『二極化』が起こるのを避ける姿勢(shì)だ」と伝えたという。（翻訳?編集/巖谷）