2019年5月9日、中國(guó)メディアの界面新聞は、「なぜ日本人はみんな潔癖なのか」と題する記事を掲載した。

まず記事は、日本がいかに清潔であるかについて紹介。東京?羽田の工業(yè)地帯を例に挙げ、煙突から白い煙が出ているものの、青い空と海が広がっていると指摘した。また、日本ではごみの種類によって収集日が決まっており、普段はごみ収集所が非常に清潔で異臭もしないことも紹介している。

さらに、レストランのトイレはどこも清潔であることに言及し、多くのレストランがオープンキッチンを採(cǎi)用していることについては、「衛(wèi)生に対する絶対の自信があるからできることだ」と分析。他にも、日本の多くの企業(yè)は「5S」を?qū)g踐しており、工場(chǎng)が整然としていることや、オフィスの機(jī)も整頓するよう求められることなどを伝えている。

では、なぜ日本はここまで清潔なのだろうか。記事は、日本が全體的に清潔であるのは「地理的環(huán)境」が1つの要因だと分析。「海風(fēng)の吹く海沿いの都市はどこもきれいなものだ」と論じた。

また、「日本では自動(dòng)車の排気規(guī)制が厳格であることも関係している」と指摘?！甘澜绀味啶螄?guó)よりも厳しい基準(zhǔn)を定めており、人々の環(huán)境意識(shí)が高く、公共交通機(jī)関を利用する人が多いことも、良い環(huán)境を保つことに寄與している」とした。

その上で記事は、日本人の清潔さに対するこだわりの歴史について分析?！该髦尉S新のころ、日本はすでに清潔な道路を有しており、政府も國(guó)民に対して定期的に清掃するよう法律で求めていて、清潔な環(huán)境を推奨していた」と紹介した。

また、禪學(xué)者の鈴木大拙氏が、「日本人は古來より自然を尊重しており、きれい好きは日本人の伝統(tǒng)的な美徳である」と論じていたことを紹介?！袱长卫碛梢酝猡?、日本人のきれい好きという特質(zhì)がどこから來たのかを説明することは難しい」としている。

一方で記事は、「戦後の経済発展に伴い環(huán)境が破壊され、多くの市民の抗議活動(dòng)を引き起こした歴史もあった」と指摘?！袱饯吾?、日本政府は環(huán)境の改善に著手し、法律法規(guī)や宣伝によって清潔な環(huán)境づくりをけん引した」と解説した。

最後に記事は、「日本の清潔な環(huán)境は1990年代以降から始まったという意見もある」と指摘。「だが、環(huán)境を重視し潔癖であることは日本人の伝統(tǒng)であり、90年代から真の意味で清潔になったとするならば、それは繁栄という洗禮を受けた後に、過去の美しく清潔な世界に戻っただけのことだと言える」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/山中）