中國(guó)は、米國(guó)からの輸入商品600億ドル分にについて6月1日から追加関稅を課す。政府?関稅稅則委員會(huì)が2019年5月13日付で発表した。

発表文章は冒頭で、「米國(guó)政府は2019年5月9日に、2019年5月10から中國(guó)からの輸入品2000億ドル（約21兆8000億円）分のリストに含まれる商品の稅率を10％から25％に引き上げた。米國(guó)のこの措置は、米中貿(mào)易摩擦をエスカレートし、交渉で貿(mào)易問(wèn)題の対立を解決しようという米中雙方の合意に背き、雙方の利益を損ねた。國(guó)際社會(huì)の普遍的な期待に合致しないものだ」と米國(guó)側(cè)を非難。なお、文章中の日付は中國(guó)時(shí)間による。

続けて、中國(guó)の國(guó)內(nèi)法や國(guó)際法の基本原則にもとづき、國(guó)務(wù)院関稅稅則委員會(huì)は2019年6月1日0時(shí)から、米國(guó)原産の一部輸入商品の稅率を上乗せすると発表した。

関稅追加の対象となる商品は約600億元（約6兆5000億円）分とした。2493品目については追加関稅を25％とする。1078品目は20％、974品目は10％、545品目は5％の追加関稅とする。

米國(guó)側(cè)の追加関稅が、従來(lái)の10％から25％の引き上げと、一律15％分の上乗せだったのに対し、中國(guó)側(cè)は5％から25％と幅があるので、引き上げ幅は単純比較できない。ただし、中國(guó)側(cè)による対象商品の金額は米國(guó)側(cè)に比べて3分の1以下だ。

また、米國(guó)側(cè)が追加関稅を発表してから極めて短い日數(shù)で実施したのに対し、中國(guó)側(cè)は半月以上の「猶予」を設(shè)けた。中國(guó)が「関稅戦爭(zhēng)」のエスカレートを望んではおらず、現(xiàn)在も交渉による妥結(jié)を求めているシグナルとも解釈できる。（翻訳?編集/如月隼人）